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ヤマブドウ原料のワイン仕込み 岡山・真庭、生産量減で貴重な1本に

山陽新聞デジタル 10/8(土) 8:10配信

 岡山県真庭市産のヤマブドウを原料にしたワインの仕込みが7日、市の第三セクター・ひるぜんワイン(同市蒜山上福田)が経営するワイナリーで始まった。今年はヤマブドウが天候不順による不作で、生産量は例年の約半分にとどまる見通し。来年秋ごろから出荷されるワインは貴重な一本になりそうだ。

 この日は、9月末から今月初旬に収穫した約7トンのうち約1トンを赤ワイン用に仕込んだ。ワイナリーの職員3人が粒と軸に分離する専用機械に濃い紫のヤマブドウを房ごと次々に投入すると、工場内に甘酸っぱい香りが広がった。実はタンクに移して20日間ほど発酵させた後、たるで熟成させて瓶に詰める。

 仕込みは今月中旬まで続け、赤、ロゼワイン計6千本(720ミリリットル瓶換算)を製造する予定。

 同社は直営など計8ヘクタールでヤマブドウを栽培。今年は春先に受粉が進まなかった上、9月の長雨などで傷んだ実も多く、例年の約半分しか原料を確保できなかったという。

 植木啓司社長は「収穫期の悪天候が響いた。それでも原料に使える果実は甘みが強く、フルーティーなワインになりそう。質の高い商品に仕上げたい」と話している。

 完成品は、ほとんどがワイナリーで直売される。

最終更新:10/8(土) 8:10

山陽新聞デジタル