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「だるま市」高崎駅西口で 来年1月1、2日開催 高崎市と製造組合

上毛新聞 10/8(土) 6:00配信

 群馬県高崎市は7日、「高崎だるま市」を来年1月1、2の両日にJR高崎駅西口の駅前通りで開催すると発表した。市内のだるま生産者らでつくる県達磨製造協同組合(中田純一理事長)などと実行委員会を組織して運営する。約200年の歴史がある、少林山達磨寺(同市鼻高町)の七草大祭だるま市(1月6、7日)は、規模を縮小して開かれる見通しだ。

◎少林山の七草大祭だるま市は6、7日

 新たなだるま市の開催時間は、1日は午前11時から午後6時まで、2日は午前10時から午後6時まで。県道高崎停車場線が市道美術館通りと交わる交差点から、市道レンガ通りとの交差点までの約120メートルに十数張りのだるま販売のテントが並ぶ。地元の飲食店なども出店する。開催に合わせて、この区間の車両の通行を規制する。

 市と組合によると、中心市街地で開催するのは、1829(文政12)年の文献「高崎談図抄」で田町の初市でだるまが販売されていたことが確認されたのに加え、組合が今年で設立100周年の節目を迎えたのが主な理由。両者は9月ごろから、新たなだるま市の開催について協議を重ねた。

 中田理事長は「約190年前には高崎の街中で売られていたことが事実として出てきた。高崎市民と共に盛り上げられる、だるま市を目指したい」と意気込み、富岡賢治市長は「新しい伝統をつくりたい。駅前なので多くの人に来ていただきたい」と話している。

 一方、少林山達磨寺は七草大祭でのだるま販売を続ける方針だ。広瀬正史住職は「七草大祭だるま市は約200年続いてきた伝統ある行事。楽しみにしてくれている人や地元の人たちの期待を裏切らないよう今後も変わらず続けていく」と話している。

 中心市街地でのだるま市開催に市民の反応はさまざまだ。中島柾弘さん(74)=上並榎町=は「小学生の頃から少林山でのだるま市に行っていたので、規模が縮小するのは寂しい」と肩を落とす。主婦の萩原りえさん(35)=八千代町=は「街中の活性化につながるのでいい。鉄道利用者や若い人もだるま市に参加しやすくなるだろう」と期待していた。

 今年1月の七草大祭だるま市を巡っては、運営に対する考え方の相違で寺と摩擦が生じた露天商団体が参加せず、組合も不参加を決めた。市の仲介で参加した組合員の有志がだるまを販売したが、規模は例年より小さかった。

最終更新:10/8(土) 6:00

上毛新聞