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ジブリのアニメメーター 故・近藤監督展

佐賀新聞 10/8(土) 19:36配信

 スタジオジブリのアニメーター・監督として活躍した近藤喜文(よしふみ)さん(1950~98年、享年47)の軌跡をたどる展覧会が7日、佐賀市の県立美術館で始まった。家族連れやアニメファンが訪れ、ジブリを支えた近藤作品の原点に触れた。12月4日まで。

 近藤さんは「未来少年コナン」「赤毛のアン」「火垂(ほた)るの墓」「魔女の宅急便」などの作品で作画監督やキャラクターデザインを担当。「耳をすませば」では初の映画監督を務めた。隣にいそうな少年少女や若者たちの複雑な感情やきらめきを、シンプルな線でさりげなく描写している。

 会場には近藤さんが手掛けたスケッチやイメージボード、原画、セル画など約500点を展示。日米合作で制作する予定だったアニメ映画「リトル・ニモ」のお蔵入りになったパイロットフィルム(試験版)も上映。「耳をすませば」の一場面を再現した記念撮影コーナーもある。

 この日は同スタジオのエグゼクティブ・プロデューサー田中千義(かずよし)さんがギャラリートークを担当。田中さんは「一枚でも動画にしても動きのある絵を描く一流のアニメーターだった。絵に優しさと品があった」と近藤作品の魅力を語った。

 県などでつくる実行委員会が主催。入場料は大人1200円(高校生以下無料)。

最終更新:10/8(土) 19:36

佐賀新聞