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ルールはあえて無視! 型破りな名作映画10選

ギズモード・ジャパン 10/8(土) 21:10配信

見る人を選ぶ作品リスト!

映画の作り手と観客の間には暗黙の了解ともいえる映画のルールが存在します。それは「映画とはこうあるべきだ」という確固たるものではありませんが、長い歴史の中で生まれた共通の認識です。

例えば、映画はあくまでも映画であって私たちとは別空間の話であること、しかし、あくまで自然な編集やカメラワークを用いて映画を見ていることをわざとらしく意識させないこと、ストーリーは分かりやすく観客をむやみやたらに混乱させないこと……などなど。

ところが、こういった映画のルールをあえて無視する型破りな監督もいますし、ルールを破っているからこそ評価されている名作も数多く存在するのです。

今回は、CineFixがまとめた、型破りな名作をご覧いただきます。

「ドッグヴィル」(ラース・フォン・トリアー監督/脚本)

フィクションの世界と観客の間には「第四の壁」という透明の壁が存在しますが、それを飛び越えて観客にシグナルを送ってくる作品があります。いわゆる、リアリズムを破壊するということですが、これを非常にうまくやっているのが、ごく普通の田舎町にやってきたミステリアスな女性をきっかけに、徐々に村人が醜さをあらわにしていく救いようのない傑作鬱映画「ドッグヴィル」。

舞台セットのような背景と、観客に語りかけるようなナレーションが特徴で、演劇を見ているような不思議な作風です。

内容が内容なだけに見る人を選ぶ作品ですが、3時間という長尺にもかかわらず全くあきさせることなく、衝撃のエンディングにもっていくのは、さすがトリアー監督といったところでしょうか。

「勝手にしやがれ」(ジャン=リュック・ゴダール監督)

第四の壁もそうですが、本来ならば、映画は見ている側に違和感を感じさせないのが一般的。編集においても可能なかぎり滑らかにつなぐ努力をするものですが、観客に意識して欲しいがために、あえてわざとらしくカットすることも。

こういった作品の中でもっとも有名かつ優れているのが、ジャン=リュック・ゴダール監督の初長編映画「勝手にしやがれ」。シーンの連続性を無視したジャンプカットや他作からの引用といった、これまでの概念にとらわれない映像作りで歴史に名を残しました。

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最終更新:10/8(土) 21:10

ギズモード・ジャパン