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打の美来工か、巧者の興南か 高校野球・沖縄県秋季大会きょう決勝

沖縄タイムス 10/8(土) 11:25配信

 高校野球の第66回県秋季大会(主催・県高校野球連盟、共催・琉球放送、沖縄タイムス社)最終日は8日、コザしんきんスタジアムで午後1時から美来工科-興南の決勝を行う。第1シードの美来工は、前身の中部工業時代を含めて初の決勝進出で初優勝を狙う。ノーシードから勝ち上がった興南は6年ぶり9度目の優勝を目指す。

 チーム打率3割7分8厘と強打の美来工か、3試合1点差勝ちと試合巧者の興南か。61チームの頂点を決める一戦に臨む両チームを紹介する。(大門雅子)

<美来工科>好球必打 少ない三振

 美来工科はここまで4試合のうち3試合で2桁安打を放ち、チーム打率3割7分8厘と振れている。フルスイングが代名詞だが、2ストライクからは各打者とも足を上げないノーステップにして、どんな球種にも対応する。好球必打で三振が3と少ないのも特長だ。

 準決勝の那覇戦では、それまで無失点だった那覇の左右2投手から12安打で8点と畳みかけ、八回コールド勝ちした。

 エース右腕の山内慧は4試合32回を投げ、防御率1・41、四球2と安定。投手を務めるようになったのは中3の夏以降とマウンド経験は浅いが、182センチの上背から角度のある直球やスプリットを低めに集める。

 課題は終盤の制球力。準々決勝の宮古総実戦では力んで球が浮いたところに連打を食らった。試合巧者の興南は走者を出せば仕掛けてくる。打たせて取り、着実にアウトを重ねたい。

<興南>積極采配 3試合が1点差

 興南は5試合のうち、3試合が1点差勝ちと勝負強さが光る。3回戦の八重山戦で3点ビハインドをひっくり返して勢いに乗った。

 我喜屋優監督の積極的な采配も目立つ。2回戦の中部商業戦では七回2死一塁、代走とエンドランで勝ち越しに成功。準決勝の知念戦は3安打に抑えられながら、七回2死一塁で代走を出し、盗塁で悪送球を誘って決勝点をもぎ取った。

 チーム打率は2割6分8厘とやや物足りない。その中で2番伊礼希龍は4割4分4厘とチャンスに絡む。5番の福元信馬主将は毎試合安打を記録し、3割8分9厘とけん引する。

 エース右腕の上原麗男は130キロ台後半の直球とスライダーを軸に5試合30回1/3を投げ、防御率0・30と安定感を誇る。

 気がかりは5試合7失策の守備か。強打の美来工科打線に対し、守りからリズムをつくりたい。

■両チームの勝ち上がり

【美来工科】 スコア 対戦校

 2回戦 12-0 南部工

 3回戦 3-2 名 護

 準々決勝 4-3 宮古総

 準決勝 8-1 那 覇

……………………………

【興 南】 スコア 対戦校

 1回戦 8-1 西 原

 2回戦 2-1 中部商

 3回戦 5-4 八重山

 準々決勝 6-1 嘉手納

 準決勝 1-0 知 念

最終更新:10/8(土) 11:25

沖縄タイムス