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校舎の思い出、音楽ビデオに 来春取り壊しの白山・河内小

北國新聞社 10/8(土) 2:41配信

 3学期から新校舎に移る白山市河内小は、思い出の詰まった現校舎をロケ地に、ミュージックビデオ(MV)を制作する。児童や卒業生、地元住民約300人が出演し、10日、体育館で校歌や同小オリジナル曲を合唱する様子を収録する。45年の歴史を刻んだ校舎の姿を後世に伝えるとともに、校下一丸で感謝の気持ちを伝える。

 現校舎は1972(昭和47)年、旧江津小中、久保小中の統合校として完成し、白山麓の子どもたちを見守ってきた。MVの制作は、来春に取り壊されることを寂しく思ったPTAが企画した。「子どもドリームフェスティバル」事業として県の助成を受けて進めている。

 河内小のPTAは在校生の保護者だけでなく、校下の全世帯が会費を払っている。河内地域全体で学校活動を支援しており、田中志(ゆき)人(ひと)会長(42)は「児童には、学校を大切に思う地域の人がこんなに多くいることを知ってもらいたい」と収録を心待ちにしている。

 MVは約10分の長さで、オープニングでは同校の歩みを写真のスライドショーで紹介する。合唱風景をメーンに、15年前に完成したオリジナル曲「わたしのふるさと」の作詞、作曲に携わった当時の児童と教員の対談、現在の6年生が校内を案内するシーンも入れる。

 全児童36人は元気な歌声をビデオに残そうと、今月から毎朝練習に取り組んでいる。6年の田中倭人(やまと)君は「いまの校舎最後の年に一番の思い出を作る」と意気込み、同級生の中川和楓(あいか)さんは「感謝の気持ちを込めて歌いたい」と笑顔を見せた。

 MVは、白山ろくテーマパーク吉岡園地で30日に行われる河内地域の文化祭(北國新聞社後援)で初披露される。PTAは希望者へのビデオの販売も検討している。

北國新聞社

最終更新:10/8(土) 2:41

北國新聞社