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NY外為(7日):ドル週間で上昇-雇用統計は利上げ観測変えず

Bloomberg 10/7(金) 21:42配信

ニューヨーク外国為替市場ではドルが週間ベースで上昇。9月の雇用統計で雇用者数の伸びが市場予想を下回ったものの、年内利上げの観測は後退していない。

ドルはこの日、2カ月ぶり高値から下落。米労働省が発表した9月の雇用統計では、非農業部門雇用者数は前月比15万6000人増。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は17万2000人増だった。8月の雇用者数の伸びは上方修正された。先物市場に織り込まれる12月の利上げ確率は65%と、前日の64%から上昇した。

バンク・オブ・アメリカ(BofA)の為替ストラテジスト、イアン・ゴードン氏(ニューヨーク在勤)は「今回の雇用統計は金融当局に対し、雇用の伸びは引き続き堅調で12月の利上げを支持していると示すものだ。ただ労働参加率の上昇と賃金の伸びが一定の範囲にとどまっていることから、利上げは非常にゆっくりとしたペースになることが示唆される」と指摘。「12月の利上げ期待は支持される見通しで、よって統計のヘッドラインの数字は期待外れだったもののドルの下げは限定的だろう」と続けた。

ニューヨーク時間午後5時現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は週初から1%上昇。この日は前日比で0.2%低下。一時は0.5%上昇し、7月27日以来の高水準を付ける場面もあった。

ドルは対ユーロでは1ユーロ=1.1201ドルで、週間で0.3%上昇。対円では1ドル=102円98銭で、週間では1.6%高。

雇用統計の発表後、11月の利上げ確率は約17%となった。同月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合は大統領選挙の約1週間前に開催される。この利上げ確率の算出は、利上げ後の実効フェデラルファンド(FF)金利が新たな政策金利レンジの中央値になるとの仮定に基づいている。

トロント・ドミニオン銀行の北米為替戦略責任者、マーク・マコーミック氏は「経済データのトーンが強さを増していたことや金融当局者のタカ派的な発言を考えると、市場は力強い統計になるとの見方に傾いていた可能性が高い」とし、「そうした状況から、ドルの値固めにはもう少し時間がかかり、向こう数日間にややさらに下げると見込まれる」と述べた。

原題:Dollar Rally Intact as Jobs Report Seen as No Roadblock for Fed(抜粋)

第6段落以降を追加し、更新します.

Maciej Onoszko, Susanne Barton

最終更新:10/8(土) 6:47

Bloomberg