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9月の米雇用者数:市場予想下回る15.6万人増-失業率は5%に上昇

Bloomberg 10/8(土) 0:17配信

米国では雇用者数の伸びが市場予想を下回った。失業率は5カ月ぶりに上昇した。

米労働省が7日発表した雇用統計によると、9月の非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は15万6000人増。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は17万2000人増だった。前月は16万7000人増に上方修正(速報値15万1000人増)された。一方、7月は従来の27万5000人増から25万2000人増に下方修正された。

家計調査に基づく9月の失業率は5%に上昇(前月4.9%)。市場予想は4.9%だった。失業率は5月に4.7%まで下がったあと、6月から8月まで3カ月連続で4.9%で推移していた。背景には新たに職探しを始めた人が増えてきたことがある。この結果、労働参加率は62.9%に上昇(前月62.8%)し、半年ぶりの高い水準となった。

ムーディーズ・アナリティクスのシニアエコノミスト、ライアン・ スウィート氏は「労働市場は前進を続けている」と指摘。「失業率上昇にはもっともな理由がある。9月は賃金の伸びがやや加速したが、より一層力強い伸びが望まれる」と続けた。

スウィート氏はまた、今回の雇用統計を受けて金融当局は12月利上げに向けた軌道を維持するとし、当局に「警告を促す」ものはないと述べた。

民間部門の雇用者は16万7000人増。前月は14万4000人増だった。政府部門の雇用者は1万1000人減。地方自治体で教育関係の雇用が減った。学年度の始まりで調整が困難だった可能性がある。

雇用者を業種別に見ると、製造業は1万3000人減(前月1万6000人減)、建設は2万3000人増加した。

小売りは2万2000人増。娯楽・ホスピタリティは1万5000人増だった。

賃金の伸びは市場予想を下回った。平均時給は前月比0.2%増。市場予想の中央値は0.3%上昇だった。前年比では2.6%上昇(前月2.4%上昇)。

週平均労働時間は34.4時間(前月34.3時間)に伸びた。

フルタイムでの職を望みながらもパートタイム就労を余儀なくされている労働者や職探しをあきらめた人などを含む広義の失業率は9.7%で横ばい。

統計の詳細は表をご覧ください。

原題:Payrolls in U.S. Rise 156,000 as More Americans Seek Work (1)(抜粋)

Sho Chandra

最終更新:10/8(土) 0:17

Bloomberg

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