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米国株(7日):下落、雇用統計後も利上げ軌道は変わらずとの見方

Bloomberg 10/8(土) 5:37配信

7日の米国株式相場は下落。週間ベースでは4週ぶりの値下がりとなった。雇用統計で労働市場の安定した伸びが示されたことから、米金融当局の年内利上げ軌道は変わらないとの見方が広がった。

この日は素材株の下落が目立った。金や銀相場が大幅に下げたことが手掛かり。ハネウェル・インターナショナルは利益が予想を下回ったと明らかにしたことから2011年以来の大幅安。これを嫌気し、資本財株が安い。タイソン・フーズも下落。アナリストは、「極めて不利な集団訴訟」を理由に同社の投資判断を引き下げた。

S&P500種株価指数は前日比0.3%安の2153.74で終了。週間では0.7%下落。ダウ工業株30種平均は28.01ドル(0.2%)安の18240.49ドルで終えた。週間では0.4%の値下がり。

シティズンズ銀行のグローバル市場担当責任者、トニー・ベディキアン氏は「非常に引き締まった労働市場には全体的な健全性の兆しがなおみられる」と指摘。「12月利上げの可能性はまだ残されている」と述べた。

9月の非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は15万6000人増。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は17万2000人増だった。失業率は5%に上昇した。

12月利上げの確率は64%と、先週の53%から上昇。11月の確率は17%となっている。

S&P500種の株価収益率(PER)は16.8倍。世界株は15.5倍、ストックス欧州600指数は14.8倍となっている。

米企業の健全性を示すさらなる手掛かりを得ようと、これから始まる決算シーズンが注目される。アルコアは11日に決算を発表する。S&P500種構成銘柄のアナリスト利益予想は1.5%減少。実際にそうなれば6四半期連続の減益となる。

原題:U.S. Stocks Pare Drop as Jobs Data Keep Fed on Track to Tighten(抜粋)

第5段落以降を追加し、更新します.

Dani Burger, Joseph Ciolli

最終更新:10/8(土) 6:27

Bloomberg