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新発想の自転車が続々、パパチャリや高齢者向け、 立ったまま乗る三輪自転車など

MONEYzine 10/9(日) 14:00配信

 オンとオフの隔てなく、暮らしのさまざまな場面で活躍する「自転車」。複数台所有する世帯も珍しくないが、企業にしてみれば市場は飽和状態ともいえる。そこで急務となっているのが、新しい自転車の“乗り手”となる人々の掘り起こしだ。新たなコンセプトのもとで開発され、既存の1台とは異なる魅力を備えた自転車が続々と登場している。

 ターゲットはイクメンと、あさひ(本社:大阪府大阪市)が開発したのが、“ママチャリ“ならぬ“パパチャリ”「88(ハチハチ)サイクル」。低重心、大きな荷台や後輪の極太フットタイヤの組み合わせなどで、子どもとのタンデム使用には抜群の安定感を誇る点もさることながら、最大の魅力はライフスタイル情報誌「デイトナ」とのコラボレーションで生まれたデザイン性だ。モチーフとなったのは、男性なら誰もが無骨だが恰好いいと感じるピックアップトラック。さらに子どもを乗せない時は、荷台に別売のオプションパーツをセットすれば自分だけの1台にも早変わり。このあたりも男性の遊び心を大いに刺激するようだ。価格は6万9,980円(税込、本体)。

 高齢化社会の申し子といえそうなのが「Cogelu (こげーる/6万9,800円・税別)」。こちらはシニア向けの自転車で、特徴は乗ることで下半身の筋力を鍛える点だ。誕生のきっかけとなったのは、生みの親であるサギサカ(本社:愛知県豊田市)が、同社の介護部門で実施する高齢者の転倒防止のための体操と、自転車のペダル漕ぎの類似性に気がついたことだったという。しかし鍛えるといっても、つらさや苦しさとは無縁。乗り降りが容易なまたぎやすいフレームデザイン、軽いペダル、腰あてつきサドルなど、随所に乗りやすく、安全面の工夫が施されており、疲れにくいのが基本となっている。

 構造は電動アシストつき自転車だが、車輪3つでサドルなしと見た目は斬新のひと言に尽きる。それが片山工業(本社:岡山県井原市)が世に送り出した1台、立ったままで乗る三輪自転車「ウォーキングバイシクル」だ。歩くよりも速く、自転車よりも簡単な乗り物を目指す同自転車、最初はペダル操作にとまどうが、これは慣れの問題で時間とともに解決される。また立ったままのスタイルは、どんな服装でも乗ることが可能。もちろん車輪が3つあるだけに、走行時の安定性も申し分なし。東京の表参道(渋谷区)にはショールームがあり、試乗することもできる。

 利用者には一層の快適さ、また企業側には将来性と、双方にメリットのある個性派自転車。この動き、今後も続きそうだ。

最終更新:10/9(日) 14:00

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