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「赤い丸ノ内線」南米から里帰り 変わり果てた姿…職人魂伝える車体 残っていた「お宝」

withnews 10/12(水) 7:00配信

 東京の地下鉄丸ノ内線を引退後、アルゼンチンの地下鉄で活躍していた「営団500形電車」が20年ぶりに日本に戻ってきました。風雨にさらされ、長旅に耐えた、その驚きの姿を公開してもらいました。東京メトロでは大がかりな修復プロジェクトが動き出しています。

【画像】里帰りした「500形」の姿 古い路線図にあった駅名、送風機に残るSマーク

40年にわたり丸ノ内線の顔

 500形は、丸ノ内線開業から3年後の1957年にデビュー。当時最先端の技術を投入し、真っ赤な車体に銀色の波線があしらわれたデザインは、約40年にわたり丸ノ内線の顔として親しまれました。

 1996年の引退後は、アルゼンチンのブエノスアイレス市の地下鉄に131両が譲渡され、約20年にわたり活躍を続けました。その役目も終えた4両を東京メトロが譲り受け、日本に到着したのは今年7月のことです。

 東京メトロはインドネシアにも東西線などの車両を譲渡していますが、海を渡った車両が日本に戻ってくるのは初めてです。

緑や銀色…驚きの光景

 夕方、東京メトロの中野車両基地(東京都中野区)に入ると、敷地の一画に500形電車が3両並んでいました。

 トレードマークの真っ赤な車体もそのまま…かと思いきや、びっくり。うち2両の側面は、緑や銀色のスプレーで描かれた巨大な落書きで覆われていたのです。ガラスがピンク色のスプレーで汚れた車両もあります。

港で落書き被害

 東京メトロの広報担当者は「痛々しい状態でしたので、日本に着いてからも、落書きは布やテープで覆った状態で運びました」と振り返ります。

 補修を担当している主任の高山由明さん(51)は「アルゼンチンから運び出す手続きに時間がかかり、約3カ月間、港に置かれていたそうです。その際に落書きをされたと聞いています」と言います。

 さらに、老朽化により塗装があちこちはげ落ち、さびています。車体の下の方には、100円玉ほどの穴も、たくさん空いています。アルゼンチンではホームとの隙間を埋めるためのステップが、車体に取り付けられていました。多数の穴は、ステップをすべて取り外した痕跡です。

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最終更新:10/12(水) 7:00

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