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9千年前に思いはせ… 薮地洞穴遺跡ツアー開催 うるま市教委が初

琉球新報 10/9(日) 15:03配信

 【うるま】うるま市教育委員会は3日、6千~9千年以上前の石器や土器などが出土している市与那城・薮地島の薮地洞穴遺跡ツアーを初めて開催した。1日3回の限定ツアーには、定員20人がいっぱいになるほど人が詰め掛けた。参加者らは「津波の堆積物もあるのか」「洞穴の奥にも遺物がある可能性は」など、数千年以上前の薮地島の姿を思い起こし、遺物が発掘された洞穴内を探索した。

 市教委は、2014~16年度の3年間で薮地洞穴遺跡の調査を実施。ガイドを務めた市教委の横尾昌樹さんは「まだまだ新たな何かが地層の中に埋まっているだろう」とまだ見ぬ発見に期待を膨らませる。「今回の調査では、膨大な成果があった。それをまとめた上で、今後も継続的な調査をしたい」とさらなる発見に意気込みを見せた。

 同遺跡からは、手や足の人骨も一部確認されているが、年代や埋まっている理由などについては現在調査を進めている。 市史跡ガイドの会で市内の史跡を案内する東照幸さん(68)は「市内にこんなすごい遺跡があると知り、勉強したくて参加した。8千~9千年前の貝がこうしてここから出たというのは、薮地島が生活の場だったのかと想像が膨らむ」と話した。

琉球新報社

最終更新:10/9(日) 15:03

琉球新報