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地村保志さん「心の痛み抑えきれない」 帰国14年、拉致解決へ署名

福井新聞ONLINE 10/9(日) 8:19配信

 福井県小浜市川崎3丁目で開かれたイベント「OBAMA食のまつり」に合わせて、北朝鮮による拉致問題の早期解決に向けた署名活動が8日、イベント会場で行われた。同市の拉致被害者、地村保志さん(61)も参加し、地元で市民らに署名を呼び掛けた。

 救う会福井など5団体から約10人が参加した。地村さんが参加するのは、5月に開かれた「若狭・三方五湖ツーデーマーチ」に合わせた若狭町での活動に続き2回目。

 地村さんや、地村さんの同級生で、救う会福井の森本信二会長(61)らは「拉致問題の解決を願って、署名をお願いします」と呼び掛けた。署名した人の胸元には、救出活動の象徴であるブルーリボンを付けた。

 地村さんを見て「久しぶり」と声を掛ける市民もおり、署名してもらうと、地村さんは笑顔で感謝の意を表していた。

 北朝鮮から帰国して15日で14年となる地村さんは署名活動後、「私の家族らが帰ってきてからは何の進展もない。他の拉致被害者のことを考えると、心の痛みを抑えきれない」と話した上で「最近は(北朝鮮の)核やミサイル問題が(国際問題として)優先されているような感があるが、政府には拉致を別の問題として取り上げ、日朝間での解決に向けて励んでほしい」と注文した。

 署名活動については「市役所で働いていたときにつながりのあった市民らも署名してくれた。これからも森本会長の横に立って活動をやりたい」と、今後も継続していく考えを示した。

福井新聞社

最終更新:10/9(日) 8:19

福井新聞ONLINE