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自動車、家電、温泉… 群馬の全売上高は20兆6200億円

上毛新聞 10/9(日) 6:00配信

 製造業やサービス業などさまざまな仕事の営業規模を計る数字が「売上高」だ。総務省統計局の2014年経済センサス基礎調査によると、群馬県全産業(公務を除く)の売上高合計額試算値は20兆6207億円に上る。市町村別では高崎市が最多の5兆0590億円で、全県の25%を占める。太田、伊勢崎など工場の多い平野部の市や町が上位を占めるが、山間部も観光や農業など特色ある産業を育成していることがうかがえる。

 全産業の売上高を市町村別にみると、高崎に続く2位が太田で3兆7373億円、3位が前橋で3兆3746億円。以下は伊勢崎、大泉、館林、桐生と続く。

■製造業は太田

 売上高を業種別にみると、製造業では富士重工業や沢藤電機など東証一部上場企業の拠点がある太田が2兆3467億円でトップ。サンデンホールディングスがある伊勢崎が1兆1147億円で、2市が1兆円を超えた。以下は高崎、大泉、前橋と、大企業の生産拠点があったり、中小企業が集積する地域が顔をそろえた。

 製造業の企業誘致が難しい山間部の市町村は、地域特性に合った産業で売上高を伸ばしている。

■温泉と自然

 観光に関連する「宿泊・飲食サービス業」の売上高は、町村では草津が134億円で首位。みなかみが123億円と僅差の2位。嬬恋、中之条など西北毛地域が続く。県観光物産国際協会の野口勤専務理事は「温泉があり自然豊かな西北毛は、首都圏の方々にとって魅力的なエリア。各市町村の積極的な観光PRの効果が出ている」と語る。

 農林漁業(個人経営を除く)は、町村では東吾妻が75億円でトップ。畜産団地2カ所で約10社が豚や鶏を飼育しており、売上高が伸びる要因となった。レタス栽培が盛んな昭和が42億円、キャベツの嬬恋が25億円と続く。

 全産業売上高に占める農林漁業の割合は、全県では0.4%だが、東吾妻は8.3%と、データが公表されている市町村では最も高い。東吾妻町農林課の丸山和政課長は「農林業は町の基幹産業。スプレーギクの栽培、リンゴやブドウの観光農園など分野が広がっている」と話す。

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最終更新:10/9(日) 6:00

上毛新聞