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“健康になる建物”を研究、ストレスを緩和する空間とは?

ニュースイッチ 2016/10/9(日) 14:50配信

竹中工務店が千葉大に寄付研究部門

 竹中工務店は千葉大学予防医学センターと共同で、心身の健康増進に効果をもたらす建物や空間、まちづくりを研究する。昇降したくなる階段やストレスを緩和する空間など、健康的な環境づくりに効果のある要素を整理し、1年後に指針を策定。建物への実装やまちづくりでの適用などに活用する。予防の重要性が高まる中、建築的な観点から健康を増進する「健築」を顧客に提案する方針だ。

 竹中工務店と千葉大学は共同で、1日に同大学予防医学センターに寄付研究部門を設置した。竹中工務店の本社メンバー約10人と、千葉大学予防医学センター健康都市・空間デザイン学分野の花里真道准教授、原裕介特任准教授が連携し、健康社会の実現に寄与する建物や空間などを共同研究する。同分野での産学連携は国内初という。

 研究活動は「交流」「身体活動」「感性」の切り口で健康効果をみていく。空間をデザインし、活用するためのプログラムを作成。測定したデータを分析・評価したうえで再デザインする、といったアプローチをとる。

 具体的には、健康に効果のある建物の機能などをまとめた指針を策定する。さらに、健康とオフィス環境に関して、竹中工務店の東京、大阪の両本店で勤務する約3000人を対象に、継続的にアンケートしてデータを蓄積する。このデータを基に作成した機能を実際の建物空間で試して評価する。

 高齢化により社会保障費が増大する中、政府は健康寿命を伸ばす施策を推進。産業界でも予防に役立つ取り組みへのニーズが高まっている。また、米国では、健康に効果のある建物・空間を評価する認証制度「WELL」が始まるなどの動きが出ている。

最終更新:2016/10/9(日) 14:50

ニュースイッチ