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【スーパーGTタイ】WedsSport参戦6年目で初勝利。ポール・トゥ・ウインに監督が男泣き

オートスポーツweb 10/9(日) 22:22配信

 スーパーGT第7戦タイの決勝がブリーラム市のチャン・インターナショナル・サーキットで行われ、GT500クラスはポールポジションからスタートした#19WedsSport ADVAN RC Fがトップチェッカー。チーム・バンドウ、そして関口雄飛がGT500初勝利で国本雄資も2013年以来の勝利を飾り、坂東正敬監督が男泣きを見せた。

【写真】WedsSportはこのタイ戦でレースクイーンのコスチュームを変更

 快晴の中で決勝日を迎えたスーパーGT第7戦、気温35℃、路面温度44℃の予選日より高い天候で始まった決勝。#19WedsSportをトップにスタートでは大きな波乱なく隊列は1コーナーを過ぎたが、5コーナーで#17KEIHIN NSX CONCEPT-GTがスピン。どうやら#37KeePer TOM'S RC Fと接触があった模様で、#17KEIHINは9番グリッドスタートながら最後尾まで順位を落としてしまう。

 トップ#19WedsSportに続いて、#15ドラゴ モデューロNSX CONCEPT-GT、#12カルソニック IMPUL GT-Rの上位3台は順調に序盤の周回を重ねる中、後方では11番手を走行していた#100RAYBRIG NSX CONCEPT-GTが5秒ストップのペナルティ。レイブリックは今シーズン序盤にエンジンのトラブルで年間使用基数が1基多く、このタイでシーズン3基目のエンジンを投入せざるを得ず、ペナルティを受けることになってしまった。

 レースは9周目になり、GT300の隊列の中にGT500が入り込み、混走状態に。そこでGT300を利用して、#12のジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが#15の武藤英紀をオーバーテイクし、2位が入れ替わる。また、#46S Road CRAFTSPORTS GT-R、#38ZENT CERUMO RC Fがウエイトハンデが厳しいか、序々に順位を下げていく。

 最初にピットインに向かったのは、#24フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R。24周目に柳田真孝から佐々木大樹にスイッチすると、28周目から32周目にかけて、各車続々とピットイン。そんな中、33周目の11コーナーでトップの#19WedsSportの左リヤがバースト。しかし、幸いにもピットロード直前で、タイヤ交換タイミングのウインドウに入っていたため、大きなロスをすることなくタイヤ交換し、関口から国本に乗り替わってコースに復帰。

 35周目には#15ドラゴ モデューロ、#1MOTUL AUTECH GT-Rがピットインして、残りはトップを走る#12カルソニックだけに。そのカルソニックも38周目にタイヤ交換を終え、コースに向かったが#19WedsSportの国本が先行し、#12カルソニックは首位奪還は叶わず。さらに、この時のピット作業でフロントウインドウのティアオフフィルムが中途半端に剥がれていたところを、乗り終えたオリベイラが気を利かせて剥がしたが、これが燃料補給中だったため規定違反となってしまい、#12カルソニックはドライブスルーを課されてしまう。

 レース中盤になって全車がピットインを終えたところで順位を見ると、4番手に#39DENSO KOBELCO SARD RC Fが急浮上。実は#39 DENSOはタイヤ無交換作戦で順位を上げていたが、これが終盤どう出るか。

 GT500のレース中盤は大きな動きはなく、淡々と周回を重ねる展開となったがレース終盤、残り10周を切ってから展開が目まぐるしく動き出す。

 残り9周となったところで、9番手を走行していた#1のMOTUL松田次生が5コーナーでGT300のインに入ったところで接触し、2台がスピン。そこに後続のGT300マシンが絡み、逃げ場がなくなった#38ZENTの立川裕路が#1の側面に突っ込んでしまうTボーンの形のクラッシュに。2台はそのままスロー走行でピットに戻ったが、ダメージが大きく、そのままレースを終えた。

 また、4番手を走行していたタイヤ無交換の#39DENSOのヘイキ・コバライネンもさすがにグリップが厳しくなったようで、後続に次々とオーバーテイクを許して、一気に7位までポジションダウンしてしまう。

 そんな後続の波乱を尻目に、トップの#19WedsSportは前半のタイヤバーストを考慮して、ペースを落としながらも順調に周回を重ねてトップをキープ。2番手の#15ドラゴ モデューロの牧野任祐がGT500デビュー戦ながら終盤までプッシュして#19との差を4秒差まで縮めたが、#19WedsSportがGT500初勝利となるトップチェッカーを受けることとなった。

 WedsSport BANDOHとしてはGT500参戦6年目で初優勝。関口雄飛もGT500初勝利を挙げ、国本雄資は2013年以来の勝利を飾ることとなった。マシンを降りた直後、WedsSport BANDOHの坂東正敬監督にGTAの坂東正明代表も駆けつけ、正敬監督は男泣き。関口にサングラスを獲られ、「やりましたー! 勝ちました-!」と、涙を見せながら喜びを爆発させた。


[オートスポーツweb ]

最終更新:10/10(月) 1:33

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