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キングス終盤爆発 Bリーグ第6戦

琉球新報 10/10(月) 11:33配信

 プロバスケットボール「Bリーグ」の琉球ゴールデンキングスは9日、ホームの沖縄市体育館にシーホース三河を迎えて今季第6戦を行い、75―67で勝利を収めた。第5戦での敗北から一転、序盤から得意の速い展開に持ち込んだキングスが三河を突き崩した。


 新加入のラモント・ハミルトン、喜多川修平や岸本隆一が引っ張り、前半を36―31で折り返した。終始リードを守る中、第3Qで逆転されたが、主導権を手放さずに第4Qでは四つの3点弾などで24得点し、接戦を制した。

 三河に1勝1敗とし、リーグ開幕後、元ナショナルリーグ(NBL)チームに対する初勝利となった。今季の通算成績は3勝3敗。第7、8戦は15、16の両日、京都ハンナリーズと京都市のハンナリーズアリーナで対戦する。(観客3566人)


琉球 3勝3敗
75―67(26―16,10―15,15―22,24―14)
三河 3勝3敗

 【評】序盤から速い攻撃を仕掛けたキングスが三河の出ばなをくじき、得点源の3点弾を最大警戒するディフェンスの徹底で主導権を握った。第1Qはシュート成功率78・6%の26得点で10点を離す。これを追う三河に第3Qで38―39と逆転を許すが、集中力は切れない。鍵となる選手の個人技を封じられた三河に対し、チーム一丸のキングスは第4Qで岸本、ハミルトン、喜多川らの3点弾4本などで24得点と粘り、堂々と接戦を制した。(石井恭子)


◆最高にうれしい
 伊佐勉HC(キングス)の話 40分間、ゲームプランをほぼ遂行してくれた。自分たちのバスケを自分たちのテンポでやることができた。大きなゲームに勝てて最高にうれしい。コーチ陣のプランを選手が遂行すれば勝てるという互いの信頼関係が大事だ。プレーの精度や確実性が桁違いのハイレベルな三河と、この時期にゲームができたのは大きい。

◆気質の強さ表れた
 鈴木貴美一HC(三河)の話 勝ちたい気持ちが上回ったキングスが出だしから積極的に来て、そのまま受けてしまった。(三河は)昨日勝っており、何とか勝てるだろうという顔つきでゲームに入ってしまった。キングスには沖縄のみんなで何かをやろうという気質の強さが表れ、1人や2人の個人技に頼らず、全員が起点となっていた。


◆全選手、持ち場で役割

 208センチ、116キロのラモント・ハミルトンは、インサイドで激しい押し合いを演じ、こん身のリバウンドで守り抜いた。攻めてもチーム最多の20得点を稼いだ。「積極的に動くことをかなり意識した」(ハミルトン)。全員が持ち場で役割に徹したキングスが、旧ナショナルリーグ(NBL)の雄である三河との接戦を制した。

 8日の敗戦を受け、第6戦は序盤から速い展開で三河にハーフコートバスケをさせず、オープンコートに持ち込み主導権を握った。鍵は速さ。そして、三河の得点源である金丸晃輔や比江島慎、桜木ジェイアールの封じ込めだ。伊佐勉HCは「2点をやられてもいい。向こうが乗った時の3点弾を消そう」と臨んだ。

 体力消耗で最後に失速した前日の反省を踏まえ、終盤の接戦に備えて主軸の体力温存にも注意を払った。

 「Bリーグ」開幕から初めて旧NBLチームに勝利した。攻撃時のスクリーンプレーがチームとして効果的に機能した。パスを散らして勝負どころでゴールを決め、勝ち越しを含む三つの3点弾など14得点した岸本は、「単純にうれしい」と笑顔だ。勝利の手触りを忘れず、続くシーズンに「全てのプレーに必死さがないと大きなチームは倒せない」と真剣勝負で臨む。(石井恭子)

琉球新報社

最終更新:10/10(月) 11:33

琉球新報