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【阪神超変革を検証8】望月の進化に可能性見た「1軍経験」生かし2年目の飛躍を

デイリースポーツ 10/10(月) 11:00配信

 可能性の大きさを感じる。高卒ルーキー・望月惇志投手に対してだ。今季最終戦となった1日・巨人戦(甲子園)で1軍デビュー。自己最速153キロの直球を中心に九回の1イニングを無失点に抑え、鮮烈なインパクトを与えた。

 そんな若虎も今季前半は課題を抱えていた。4月に実戦デビュー後、6月に2軍ローテ入り。しかしスタミナ面に不安があった。イニングを重ねるごとに球の速度と質が低下。掛布2軍監督から指摘されたこともあった。

 長く投げたい-。その気持ちを鳴尾浜でのトレーニングに結びつけた。炎天下でも、全体練習後に個別で行う50メートルダッシュは必須だった。球団トレーナーから「記事に書かれたいだろう」とゲキを飛ばされ、大粒の汗を流し、歯を食いしばった。

 トレーニングを積み重ねた結果、球速は高校時代までの最速148キロから5キロアップ。長所である188センチの背丈を生かせるようになった。当初は中9~10日の登板間隔、球数は100球まで、と制限をかけられていたが、9月10日のウエスタン・中日戦(鳴尾浜)でプロ初完投勝利。常時145キロ以上をマークするなど、着実に成長を遂げた。

 肉体改造も怠らなかった。高校時代までは「食べても食べても太らなかった」と言うが、入団時の84キロから10キロ増。プロ入り後は1日5食で、体を大きくした。球団トレーナーによると、若手を対象にしたトレーニングの講義後に実施したテストの成績は、望月が最も良かったという。

 現在の体脂肪率は17%。だが9月20日に甲子園室内で金本監督と遭遇すると「4%ぐらい、トレーニングしながら(体脂肪を)落とせ」と指令を受けた。肉体の質を上げるのが次の目標だ。

 7月17日に1軍練習に参加した際、指揮官から「はまったときは、なかなか打てない」と投球を絶賛された。首脳陣の評価を上げ、最後の最後に聖地にたどり着いた。

 望月は「ミットしか見えないくらい集中していた。(甲子園は)ファームで投げたことがあったけど、そのときよりもファンがいっぱいいて、いい雰囲気だった」と振り返ったが、久保2軍投手チーフコーチは「クイックが下手やった」と手綱を締める。

 まだ完成には至っていないが、終盤につかんだ1軍の経験を来季へつなげる。2年目でも関係ない。グイグイと先発ローテに食い込んでほしい。

最終更新:10/27(木) 16:25

デイリースポーツ

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