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邦画歴代トップ3制覇なるか 神木が名監督に愛される理由は「共感性」?

デイリースポーツ 10/10(月) 11:00配信

 社会現象となっているアニメ映画「君の名は。」が興収138億円を突破した。映画の快進撃とともに注目されているのが、声優を務めた俳優・神木隆之介(23)の“邦画歴代トップ3制覇”だ。本作が興収193億円の「もののけ姫」を超えると、上位3作すべてに出演の快挙となる。個性派俳優として人気の神木が、声優としても支持される理由とは何か。「君の名は。」の川村元気プロデューサーは、子役時代から失われない「強烈な共感性」を挙げた。

 神木は8歳のときに歴代1位の「千と千尋の神隠し」(興収308億円)で坊役、11歳のときに同2位の「ハウルの動く城」(196億円)でマルクル役を演じた。いずれもジブリの宮崎駿監督作品。神木本人は「ご縁があったなと思います。ありがたいことなんですけど、偶然ですよ」と恐縮しきりだが、大ヒットアニメに神木あり、の実情だ。

 細田守監督の「サマーウォーズ」にも主人公の声優として出演しており、アニメ界の名監督たちがこぞって起用している。神木の魅力について、川村氏は「強烈な共感性が備わっている」と説明。「出てきただけで応援したくなる。感情移入してしまう」特異性が声からも伝わるという。

 なぜ「強烈な共感性」を持つのか。川村氏は「子役のまま大きくなっていると思っていて、大人にならないところがいい。子役って出てきただけで応援したくなると思うんですけど、彼はそのまま成長している」と分析する。輝きを失わない「共感性」は、運命にあらがおうと懸命に行動する「君の名は。」の主人公とぴたり重なり、観客に訴えかけるものとなった。

 2歳で芸能界入りし、10代から主演を務めてきた神木は「子役は大成しない」という通説を振り払う存在だ。子役のイメージに縛られず、かつ、20歳を超えた今でも子役のような純粋さと陽性のオーラを身にまとう、唯一無二な個性を持つ。

 「君の名は。」の声優を選ぶ際、川村氏は神木を挙げ「彼の力を借りたい」と新海監督に訴えたという。「(神木が)宮崎監督や細田監督の作品で見てきた景色を、この作品でも出したかった」と川村氏。神木が持つ、高い演技力と声にもにじむ共感性が国民的アニメ作品を引き寄せていると言えそうだ。

 ちなみに新海監督は「神木隆之介・座敷わらし説」を提唱。見た者に幸運を運ぶ妖怪に例え、主演声優の“神ってる”巡り合わせをたたえた。(デイリースポーツ・古宮正崇)

最終更新:10/10(月) 11:04

デイリースポーツ

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