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『ローグ・ワン』ダース・ベイダーを登場させる理由は?

オリコン 10/10(月) 12:00配信

 もう一つの『スター・ウォーズ』として、12月16日に公開を控える映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(ギャレス・エドワーズ監督)。本作は、史上最も有名な悪役ダース・ベイダーの誕生を描いた『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』と『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』の間に“起きていた”物語で、ダース・ベイダーの登場がすでに明らかになっている。

【動画】映画『ローグ・ワン』特報第2弾(日本語版)

 伝説のはじまり『エピソード4』でレイア姫がR2-D2に託した、帝国軍の宇宙要塞「デス・スター」の設計図。果たして姫は、そして反乱軍は、いかにしてこの超極秘情報を入手することができたのか? そこには、決死のミッションに身を捧げた“ならず者(Rogue)”たちの寄せ集めチームの誇り高き戦いの物語が隠されていたーーというのが『ローグ・ワン』の概要。

 そして、世界中の「スター・ウォーズ」ファンが歓喜に沸いたダース・ベイダー登場のニュース。7月に英ロンドンで行われた『スター・ウォーズ・セレブレーション2016』のイベント期間中、エドワーズ監督とプロデューサーのキャスリーン・ケネディ氏にインタビューを敢行。ズバリ、ダース・ベイダーを登場させた理由を聞いた。

■ダース・ベイダーの登場は「必然的なことでした」

 「『エピソード4』が、今作で盗まれたデス・スターの設計図を追跡するシーンから始まるわけですから、本作のどこかの段階でダース・ベイダーが当然登場する必要があります。問題はどこで彼を登場させるかです」とエドワーズ監督。

 続けて「キャラクターとして彼ほどアイコン的な意味合いがある存在は、そうそういませんから。彼が登場するや否や、観客が興奮のるつぼ状態になるのは必須で、その時点で映画が『ダース・ベイダーの映画』になってしまう可能性があります。シーンを圧倒的に支配してしまいかねないキャラクターなので、その点とても注意をしなければなりませんでした。

 本作で中心的に描かなければならないキャラクターたちがいますし、物語の流れを壊してしまわずに、ダース・ベイダーを本作でどう上手に使うかは課題でしたね。バランスをとるのにとても気を使う綱渡りでした。しかし、彼が本作に登場するのは必然的なことでした」。

 エドワーズ監督が念を押すのは「ダース・ベイダーは本作の主要なキャラクターではありません。本作でダース・ベイダーは、とても高い権威的な位置にあるというか…ネタバレになるのでこれ以上は言えませんが…」。

■もう一つの「スター・ウォーズ」はジョージ・ルーカスのアイデア

 2012年、ウォルト・ディズニー社が映画製作会社ルーカスフィルムを買収し、『スター・ウォーズ』の新シリーズ3部作と、その合間に単発作品を製作することが発表された。単発作品の第1弾が、エピソード『3』と『4』の間の話になった経緯は、ルーカスフィルムの共同会長で、「スター・ウォーズ」シリーズにプロデューサーとして参加するケネディ氏が語ってくれている。

 「まず、『スター・ウォーズ』の世界には、ほかの形で語られるべき物語がまだあるんだと言い出したのは、まさしくジョージ・ルーカス、彼のアイデアです。私が、その物語について検討を始めたのは、彼からその話を聞いた時でした」。

 視点を変えれば、使い古されたネタも別の角度から切り込むことができ、いくらでも新たな物語を紡ぐことができるということ。『ローグ・ワン』の物語のきっかっけは、ルーカスフィルムやILM(VFXの制作会社、インダストリアル・ライト&マジック)で仕事していたジョン・ノール氏のアイデアだったという。

 「彼はかねてから『エピソード4』のオープニング・ロールで語られている内容に魅せられ、思いついたのが、反乱軍のスパイが手を組み、グループとなってデス・スターの設計図を盗む、というアイデア。『エピソード4』では、その設計図からデス・スターの弱点が判明しているわけですから、そのアイデアはもう一つの『スター・ウォーズ』作品を始めるすばらしい一手になるのでは、と私に提案してきたのです。私もその考えに賛成だと答えました。はじまりはそれくらい簡単なものだったのです」(ケネディ氏)。

 エピソード『3』と『4』の間の話にしたことで、ダース・ベイダーが登場する必然性も生まれ、物語がより豊かにふくらんだ。ダース・ベイダーの部下でありながら彼を常に出し抜こうとするオーソン・クレニック長官(ベン・メンデルソーン)をはじめ、これまでのシリーズ作品には登場しなかった新キャラクターや新要素も登場する。クレニックが率いる全身真っ黒のデス・トルーパーと、白いストームトルーパーとの関係性も気になるところだ。

最終更新:10/10(月) 12:00

オリコン

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