ここから本文です

【ONE】内藤のび太、まるでジャイアンとの決闘スタイル 粘り強い執拗なタックルで勝利

AbemaTIMES 10/10(月) 12:23配信

10月7日、ミャンマーのヤンゴンで開催されたアジア最強格闘技「ONE Chanpionship」のナンバー大会「ONE48 State of Warriors」で、ストロー級王者、内藤”のび太”禎貴がフィリピンの新鋭、ジョシュア・パシオを迎え撃ち、3R1分32秒、バックチョークで1本勝ち。初防衛に成功した。

挑戦者、パシオは8連勝負け無しほぼTKOか一本勝ちで快進撃を続けてきた「ONE」を代表する20歳の新鋭。一方の王者の内藤も日本の修斗フライ級王者を経てMMA戦績は11戦無敗。32歳対20歳、その差12歳差の年齢。「寝技vs打撃」など薄っすらとした予測はあるものの、比較的新しい軽量のストロー級は「ONE Chanpionship」が切り開いて来た「未知の階級」である。


前回の挑戦時にはなかった、ドラえもんをパロったロゴやタイムマシーンに乗った映像など「のび太キャラ」を全面に出した入場シーンからも王者になり存在自体が「ONE Chanpionship」にもしっかりと認められた印象の内藤。日本同様、ドラえもんのテーマ、黄色いシャツにタケコプター付けた登場も認められた。

1Rから、パシオが積極的な打撃での仕掛けに対し、内藤はタックルでグラウンド勝負という探り合い。しっかりと対策を打ってきたかパシオは内藤の寝技を警戒しタックルはことごとく切っていく。

スタンドでは圧倒的にパシオが優勢、やや大ぶりではあるが左右のフックやリスクを取りつつもスピンキックなど大胆で積極的な攻撃は、20歳の気鋭のファイターらしい。ラウンド後半は、パシオに、内藤がタックルを捕まえられチョークを決められるなど「あわや」という場面もあるが決めては無く、やや内藤には不利な展開で終了。

2Rもパシオの勢いのある打撃からスタートするが、ここで内藤らしいしつこさが発揮される。大きく空振りとなった右フックをかわし潜り込むようにテイクダウンに成功。真骨頂といえるねちっこくパスを狙うべく、低い位置からじわじわと頭を狙うように、小さな打撃を絡めながらのパウンド攻撃。

それに対しパシオも下からのパンチや肘で反撃するが、打撃はかなり強烈だ。倒された状態を嫌ったパシオの必死の抵抗もありラウンド後半は再びスタンド勝負に。スタンドで勢いのあるパシオ、ハイ、ロウ、パンチなどを絡めながら王者内藤を追い込んで行くが、再びラウンド終了間際に内藤が片足タックルで倒しここで2R終了。

「パシオの打撃vs内藤の寝技」という流れがほぼ確実となった試合は3Rに。スタンドでの攻撃に自信を見せ強烈なパンチを繰り出すパシオに対して、内藤はパンチをかい潜りながら等間隔での打撃に付き合うように見せかけるが、これはベテランらしい巧妙な戦略だった。ケージ際へとパシオに追い込み、プレッシャーをかけながら打撃戦に見せかけ、パシオが大きく左を振りかぶった瞬間、再び内藤が左足を掴む。
パジオも必死で頭部への肘などを繰り出すが内藤は離さない、徐々に腰を低くポジジョンを取りながら気がつくと捻るように背後に回り込み、バックチョークがガッチリ決まりこれには負け無しの新鋭パセオも思わずタップ。

試合後のインタビューで、再三切られ続けたタックルに関して「あれで負けたらしょうがないと思いました」とコメント。タイトル奪取となった5月のデェダムロン戦でも打撃に苦しみながらのチョーク一本で勝利した内藤だが、今回も執拗なテイクダウンからの一本とブレない自身の勝利の方程式を貫いた。

52.2kg以下というUFCなど各団体が設けていない最軽量ストロー級、唯一の王者ということもありタイトル戦線は今後さらに厳しいものとなりそうだが、まるでジャイアンとの決闘にしつこさで勝利した時ののび太のような、内藤のひたむきなファイトスタイルに注目して行きたい。

最終更新:10/10(月) 12:36

AbemaTIMES