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SL、ワイン、ハロウィーン… 行楽シーズン迎え観光列車が花盛り 群馬県内鉄道各社

上毛新聞 10/10(月) 6:00配信

 秋の行楽シーズンを迎え、群馬県内鉄道各社は観光列車のPRに力を入れている。紅葉の中を走るトロッコ列車、根強いファンを持つ蒸気機関車(SL)、人気が定着した「ハロウィーン電車」のほか、フランス産ワインの新酒「ボジョレ・ヌーボー」を味わえる「ワイン列車」といったユニークな企画も登場。“乗り鉄”と呼ばれる鉄道ファンをはじめ、観光客の人気を集めそうだ。

 わたらせ渓谷鉄道(みどり市)は4~11月の土日を中心にトロッコ列車を運行している。秋の紅葉シーズンは色づく渓谷の景色を楽しめるとあって、一番の書き入れ時という。

 鉄道の魅力をPRしようと、今月に動画投稿サイト「ユーチューブ」内に公式チャンネルを開設し、小型無人機ドローンで撮影した映像の公開を始めた。まずは本年度「選奨土木遺産」に認定された関連施設群と、夏の渓谷を走り抜ける列車の映像を公開。今後、秋冬春の映像を撮影し、見られるようにする。

 樺沢豊社長は「普段は見ることができない俯瞰(ふかん)映像を見ていい所だと思ってもらい、実際に乗車しに来てほしい」と期待する。

 JR東日本高崎支社は10~12月、D51やC61など人気のSLを計25日間運行する計画だ。広報担当者は「SLの運行自体はそれほど目新しくないが、(大型観光企画の)ググっとぐんま観光キャンペーン期間中ということもあり、比較的いつもより利用客が多い」と話す。

 沿線では地元の高校生による和太鼓演奏などのイベントも予定しており、地域と一体となって行楽期を盛り上げる。

 上毛電鉄(前橋市)は恒例の「ハロウィーン電車」を走らせている。車内のカボチャや黒猫をモチーフにした華やかな飾り付けが、乗客の目を楽しませる。

 趣向を凝らした列車も話題を集める。上信電鉄(高崎市)はボジョレ・ヌーボーの解禁時期に合わせ、11月19日に臨時列車「ワイン列車」を企画した。同市出身のソムリエ、堀口瑞予さんが同乗し、乗客は車内でワインやつまみを楽しみながら高崎―上州富岡駅間を1往復。世界遺産の富岡製糸場や富岡市内を自由散策する時間も設けるなど、地元の観光資源を生かした取り組みとなっている。

◎「鉄道の日」で16日イベント 碓氷峠鉄道文化むら

 「鉄道の日」(14日)にちなんだイベントが16日、安中市松井田町横川の碓氷峠鉄道文化むらで開かれる。乗り物の歴史の変遷をたどる展示のほか、シンガー・ソングライターで鉄道旅番組ナレーターの峠恵子さんのライブも行われる。

 かご担ぎや人力車の乗車が体験できるコーナーと、車や鉄道関連の展示場を設置。園内探検ツアーやレッカー車のつり上げ作業実演などもある。同むらと日本自動車連盟(JAF)群馬支部が主催。

 JAF会員は入園料割引きなどの特典がある。問い合わせは文化むら(電話027-380-4163)へ。

最終更新:10/10(月) 6:00

上毛新聞