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成長の鍵握るICT 前総務事務次官・桜井俊氏、DeNA会長・南場智子氏に聞く

上毛新聞 10/10(月) 6:00配信

◎ぐんまプログラミングアワード(2017年4月1日)キックオフ特集

 なぜ今プログラミング教育なのか。私たちは日常生活やコミュニケーションで当たり前のようにICT(情報通信技術)を使っている。その割合はさらに増え、ICTを使いこなせるかどうかが子どもの将来、ひいては日本の将来を大きく左右する。国はICT環境が少子高齢化による人手不足を解決し、新たな雇用と成長を生み出す鍵と見なす。プログラミング教育に取り組むIT企業、ディー・エヌ・エー(DeNA)会長の南場智子氏と、情報通信分野が専門で前総務事務次官の桜井俊氏、キッズスクールやコンテストでプログラミング教育の普及を図る上毛新聞社の北村幸雄社長が鼎談(ていだん)し、プログラミング教育の未来を語り合った。

◎南場氏「次元違う吸収力に驚き」

 【北村】上毛新聞社は来年4月、プログラミング力のコンテスト「ぐんまプログラミングアワード」を開催する。桜井さんには大会の審査員もお願いしている。新聞社として、企画力や想像力など日本人に欠如しているとされる部分を強化し、思考力の高い子どもを育てる狙いがある。

 【南場】IT産業に限らず芸術から伝統工芸まで全産業において、ITを用いた産業のレボリューション(革命)が起きていくのは間違いない。将来、人の仕事の50%は機械に取って代わられるという予測もある。ITは加速度的に私たちの生活や産業に入り込んでくる。その時にコンピューターとどう付き合うか。これまでデジタルデバイド(情報格差)という言葉は、スマートデバイス(多機能端末)を使える人と使えない人を指した。今の小学生は間違いなく使える人にはなる。ただ決められた使い方しかできない受け身の人材か、コンピューターにコマンド(指示)を出す概念を理解できる人材か。そこに大きな分かれ道がある。

 産業の競争力について日本は右肩下がりと言われるが、優秀な人材は多い。日本人であれば100%コンピューターに指示が出せる。少なくともその概念が理解できるようになれば、国際的な競争力は格段に進歩する。

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最終更新:10/10(月) 6:00

上毛新聞

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