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ハリル流の速攻は強豪相手にこそ活きる? アジアでは上位、“世界では平凡“な日本の豪州戦への期待

theWORLD(ザ・ワールド) 10/10(月) 20:44配信

最大のライバルとのアウェイゲームにかかる期待

6日のイラク代表戦で引き分け以下なら解任もあり得ると言われていた日本代表監督のヴァイッド・ハリルホジッチは、山口蛍に救われる形で勝利を掴むことに成功した。山口の得点が決まっていなければ、今頃は全く違う状況になっていたかもしれない。

しかし、ホームで最後まで苦戦した試合内容には不安が残る。勝ち点3は獲得したが、ハリルホジッチのままでいいのだろうかと疑問に思った者も多いはずだ。それを判断する絶好の機会が11日のオーストラリア代表戦だ。

MF本田圭佑も口にしていたが、敵地でのオーストラリア戦は試合を支配される可能性が高い。アジアの戦いでは日本がほとんどボールを支配してきたが、高さとパワーを併せ持ち、繋ぐ力も身につけているオーストラリアには押し込められる時間も増えるだろう。日本の選手たちもそれは覚悟しているはずで、いつものようにポゼッション率が60%を超えるような展開にはならないはずだ。

厳しい戦いになることが予想されるが、一方でハリルホジッチの言う「縦への意識」がどれだけ植え付けられているのか確認する絶好の機会ともいえる。日本がボールを支配し、相手が守備を固める展開では縦へのスピードを活かす機会がなかなかないが、相手にボールを支配された時こそハリルホジッチの狙いを最大限活かすチャンスではないか 。

6日のイラク戦の先制点も、中盤で原口元気がボールを奪ったところからスタートしたもので、手数をかけずにゴールを奪うことができた。オフサイドという疑惑もあったが、ひとまず狙いとする形を少しは出せたはずだ。オーストラリア戦でこれと同じことができるかは1つの注目ポイントとなる。

日本はアジアでこそトップレベルのチームだが、世界に出れば平凡なチームだ。強豪国と試合をすればボールを支配されるのは確実で、守るのがやっとの展開になるのは目に見えている。その際にどう戦うかが問題だったが、ハリルホジッチの考える縦に速いサッカーは強豪国相手にこそ活きるやり方とポジティブに考えることもできる。

オーストラリアも決 して世界トップレベルのチームとは言えないが、これまでの相手よりは攻撃的に出てくるだろう。そのオーストラリア相手に速攻を喰らわせることができれば、ハリルホジッチ体制でワールドカップを戦うのも面白い。逆になにひとつ狙いとするものが出せなければ、現体制を続けていくべきなのか検討すべきだろう。

今のサッカーは相手が強い方が効果を発揮するのか。最終予選最大のライバルであるオーストラリアとの一戦は大きな不安とともに、世界と戦えるのかを確認するうえで非常に楽しみな一戦といえる。

http://www.theworldmagazine.jp/

最終更新:10/10(月) 20:44

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