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7日、中国不法漁船の衝突攻撃で韓国海洋警察の高速ボート沈没、31時間非公開なぜ

ハンギョレ新聞 10/10(月) 7:58配信

事故当日は非公開…メディアが報じた後に公開 海洋警察関係者「国民安全処高官が隠蔽指示」 安全処「直接調査するために時間がかかった」 韓国政府、中国に強い遺憾と抗議の意を伝達

 西海で不法操業していた中国漁船が、取り締まり中の韓国海洋警備安全本部所属の高速ボートに衝突し沈没させて逃げたという史上初の事件が発生した。海洋警察と国民安全処はこの事実を1日以上隠し、メディアの報道が出た後になって公開した。国民安全処高官が事件の公開を統制したという海洋警察側の主張が出て波紋が広がっている。

 9日、仁川(インチョン)海洋警備安全処の説明によると、7日午後3時8分頃、仁川市甕津郡(オンジングン)の小青島(ソチョンド)南西76キロメートルの海上で不法操業をしていた100トン級の中国漁船が、取り締まりに乗り出した仁川海洋警察3005艦警備艇所属の4.5トン級高速ボート1隻に故意に衝突して逃走した。衝突された高速ボートが転覆し、ボート長のチョ氏(50・警衛)は沈没直前に海に飛び込み、他の高速ボートに救助された。残りの特殊機動隊員8人は別の中国漁船を捜索していて、人命被害はなかった。

 これまで鉄パイプや凶器を利用して威嚇する中国漁船乗組員は多くいたが、漁船を利用した「衝突攻撃」で海洋警察の高速ボートが沈没したのは今回が初めてだ。

 しかし、海洋警察はこのような事実を知らせず、事件発生から31時間後の8日午後10時20分頃、報道資料を出した。この日午後4時30分頃、あるマスコミが関連事実を報道してから6時間が経った後だ。国民安全処も10分後に同じような内容の資料を出した。

 仁川海洋警備安全処の関係者は「事件当日、報道資料をまとめたが、内部事情で配布しなかった。翌日のメディア報道後も、報告と資料を見直す過程で発表の時期が遅れた」と釈明した。

 しかし、匿名を要求した海洋警察関係者は「事件発生後、仁川海洋警察をはじめとし、中部海洋警察、海洋警察本部、国民安全処長官、首相、大統領府まで報告された。どんな理由かわからないが、国民安全処の高官から「絶対に外部に出してはならない。公開しない」との指示が下りてきた」と明らかにしたと聯合ニュースが同日、報道した。

 論議が起こると、国民安全処は9日午後、釈明資料を出し「海洋警察関係者の発言内容は事実無根」と反論した。「正確な事実確認のため、3005艦を仁川暑専用埠頭に入港させ、海上特殊機動隊の警察官調査と映像資料分析を直接行ったために時間がかかった」という釈明だ。

 政府は今回の事件と関連し9日、中国政府に抗議した。外交部当局者は「韓国海洋警察のボート沈没が発生したことについて、9日午後、外交部東北アジア局審議官が駐韓中国大使館総領事を招致し、強い遺憾と抗議の意思を伝え、再発防止に向けた中国側の積極的な努力を要求した」と話した。この当局者は「中国側は今回の事件について遺憾を表明し、中国漁船に対する指導・取り締まりを一段と強化すると答えた」と伝えた。

 外交部当局者は「今回の事件の根本原因が、中国漁船の不法操業にあるだけに、外交部としては、これからも関連事項を注視し、海洋警察・海洋水産部など関係機関と緊密に連絡を取り、中国漁船の違法操業の根絶に向けた外交的努力を続けていく予定だ」と加えた。

 中部海洋警備安全本部もこの日午前、駐韓中国大使館の朱紀忠副総領事を呼び、今回の事件について厳重に抗議し、全国海洋警察署や中国海洋警察局を通じて、該当する漁船を手配措置した。中部海洋警備安全本部のイ・ジュソン本部長は「中国漁船の不法操業と暴力による抵抗が目に余る。検問検索に応じず、暴力的に抵抗する中国漁船に対しては、これまで自粛してきた武器の使用を積極的に検討するなど断固として対応する方針」だと明らかにした。

仁川(インチョン)/パク・ギョンマン、イ・ジェフン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:10/10(月) 7:58

ハンギョレ新聞

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核融合こそ未来のエネルギー問題への答えであり、子どもにだって世界は変えられる、テイラー・ウィルソンはそう信じています。そして彼はそのどちらにも取り組んでいます。14歳の時に家のガレージで核融合炉を作り、17歳となった今、直前の依頼に応えてTEDのステージで自分の物語を(手短に)語っています。