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避難所運営を現実で体験 金沢・鞍月校下、大地震想定

北國新聞社 10/10(月) 2:57配信

 鞍月校下自主防災会は16日、災害時の避難所運営方法を机上のカードゲーム型式で学ぶ「避難所運営ゲーム(HUG)」を応用し、住民が実際に体を動かして取り組む訓練を県内で初めて実施する。訓練では、住民が避難所の鞍月小、港中に集まり、HUGのカードに記された内容のアナウンスを聞いて考えながら行動する。同会役員が鞍月小でリハーサルに臨み、準備を進めている。

 静岡県西部危機管理局が2007年に開発したHUGは、避難者の家族構成や病気の有無などを記したカードを配り、参加者が避難所の見取り図上で居場所を割り振って運営する仕組み。「毛布が届いた」「けが人がいる」などと書かれたカードもあり、対応方法を机上で考える。石川県災害ボランティア協会によると、HUGは能登半島地震の被災地である輪島市を中心に県内でも行われているが、カードの内容に基づいて、住民が実際に体を動かす訓練は初めてとなる。

 16日の鞍月校下自主防災訓練では、8町会の住民計約320人が森本・富樫断層帯を震源とする震度6強の地震が発生した想定で、HUGに沿って取り組む。

 会場では、司会進行役が「食料と飲料水が届いた」「高齢者が疲労を訴えている」などと放送を流し、参加者が指定場所への備品の運搬や、人の誘導などを実践しながら、本部に状況を報告する。各町会では、けが人の応急処置の自主訓練や、子どもが仮設トイレ作りを学ぶワークショップなども行われる。

 訓練は、県災害ボランティア協会の水戸雅之会長(58)=戸水1丁目=ら防災士5人が中心となり、住民に実践的な被災時の動きを身に付けてもらおうと企画した。水戸会長は「今回の訓練をモデルケースに、同様の訓練を県内全域で実施できるようにしたい」と話した。

北國新聞社

最終更新:10/10(月) 2:57

北國新聞社

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