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トランプ氏、30年にわたるクリントン夫妻のスキャンダル攻撃-討論会

Bloomberg 10/10(月) 15:33配信

ミズーリ州セントルイスで9日夜に開かれた米大統領選の民主、共和両党候補による第2回テレビ討論会で、共和党ドナルド・トランプ氏と民主党ヒラリー・クリントン氏は、過去の性的スキャンダルをめぐり非難を応酬すると同時に、実質的な問題について真剣な議論を展開した。

ただ、自身の性的スキャンダルから一時的に話題がそれることで、トランプ氏が選挙戦の急激な悪化や、相次ぐ共和党幹部の支持撤回に歯止めをかけられるかどうかは不透明だ。

トランプ氏はクリントン氏の夫ビル・クリントン元大統領に対する過去の告発を蒸し返した。討論会前にビル氏を告発した最も有名な3人の女性と登場し、フェイスブックでこの時の様子をリアルタイムで配信したほか、討論会でもその話題に繰り返し言及した。また、大統領に当選したら、特別検察官を任命してヒラリー・クリントン氏を捜査し、国務長官時代の私的な電子メールサーバーの使用をめぐり同氏を収監すると表明した。

一方、クリントン氏は、7日に公開された2005年の動画にとらえられたトランプ氏のわいせつ発言は、同氏が大統領にふさわしくないことを示していると指摘。また、同氏があまりにもうそを広めているため、まるで「別の現実に生きている」ようだと述べた。

トランプ氏は、選挙戦を危機に陥れた自身のわいせつ発言について「ロッカールームでの会話(男性だけの軽い会話)」に過ぎないと一蹴し、クリントン氏の夫に繰り返し言及して攻撃を行った。「ビル・クリントン氏はもっと悪い。私の問題は言葉に過ぎないが、同氏の問題は実際に行ったことだ」と述べた。

クリントン氏は夫についての発言に直接反応はしなかったが、動画でとらえられたトランプ氏の発言は同氏の人間性を反映していると反撃した。クリントン氏は同氏の夫や電子メールについて話すことで、トランプ氏は自らの選挙戦の崩壊から注意をそらそうとしていると述べた。

今回の討論会はタウンホール形式で行われ、質問の半分はギャラップが選んだ無党派層の有権者が行ったもので、残りは司会を務めたABCニュースのマーサ・ラダッツ氏とCNNのアンダーソン・クーパー氏が行った。

最終となる第3回討論会は今月19日にラスベガスのネバダ大学で開催が予定されている。

原題:Trump Unpacks Three Decades of Clinton Scandal Baggage in Debate(抜粋)

John McCormick, Mark Niquette

最終更新:10/10(月) 15:33

Bloomberg