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黒沢清の映画がフランスで爆発的人気があるワケ

シネマトゥデイ 10/11(火) 10:11配信

 『回路』(2000)、『岸辺の旅』(2015)などホラー&スリラー映画の名手・黒沢清監督が初めてフランスで撮り上げた映画『ダゲレオタイプの女』でプロデューサーを務めたフランス在住の吉武美知子が、黒沢作品が圧倒的にフランスでウケる理由を語った。

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 『回路』で第54回カンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞を、『岸辺の旅』で第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門・監督賞を受賞するなど、黒沢監督はすこぶるフランスで人気が高い。そこで黒沢監督にフランスで映画を撮ることを提案したという吉武にその理由を尋ねると「フランスの権威ある日刊紙、ル・モンド紙の映画評論家、ジャン=ミシェル・フロドン氏が東京国際映画祭で『CURE キュア』(1997)を観て『黒沢清というすごい映画作家が日本にいる!』と書いたことに端を発するようです。その後、パリのフェスティバル・ドートンヌ・ア・パリ(秋の芸術祭)で上映され、『CURE キュア』以降の黒沢さんの長編作品は全て劇場公開されています」という。

 さらに、「フランスでの評価が目立つのは、フランスが元来シネフィル(映画ファン)の国であり、映画作品ならびに映画作家を発掘し育てる映画評論の歴史があり、映画が文化として一般の人の生活の中に定着し、映画作家を尊重する風土がある」といかに、映画がフランスで根付いているものなのかを説明する。しかし、映画の浸透に差はあれど往々にして大ヒットするのは日本と同じく「わかりやすい」映画だという意外な事実も。

 フランスでは、「特にコメディーが絶対人気です。フランス的だなと思うのは自嘲的な笑いが大ウケするところ」と観客の嗜好を分析する一方で、吉武は「ただ、そういうタイプの映画では満足しない層が厚いので、日本でいうところのミニシアター系の観客の数は比較になりません。黒沢さんの『贖罪』は16万人動員しています」と観客層が幅広いことを強調する。

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最終更新:10/11(火) 10:11

シネマトゥデイ

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