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【セ・リーグCS】DeNA「ぶれないラミ采配」でファイナル進出

東スポWeb 10/11(火) 16:00配信

 CS初出場のDeNAが2位の巨人を競り落とし、ファイナルステージ進出を決めた。大躍進の原動力となったのはなんといってもアレックス・ラミレス監督(42)のぶれない采配で、指揮官就任1年目にしてまたひとつ球団の歴史を塗り替えた。

 ラミレス監督はCSでもずっと冷静だった。シーズン中と同様、ベンチでプレーが切れるごとに手帳を開いてメモを取る。監督1年目ながら同じ失敗を繰り返さないことで急成長を見せた。

 指揮官はCS全3戦で1番・桑原から5番・宮崎までと8番・戸柱の6人の打順を固定。「シーズン中と同じ戦いをやれば大丈夫」と選手を信頼して力を発揮させたのは、打線を入れ替えた由伸監督とは対照的だった。その選手起用には必ずデータの裏づけがある。「私は数字を重視する」とヒントを与えていた第1戦の先発・井納は東京ドームで防御率1・72と相性が良かった。第3戦では巨人先発・内海に左同士ながら打率3割3分3厘と分のいい石川を「7番二塁」で先発させた。

 セ最少のチーム犠打数81ながら延長11回無死一塁では今季わずか3犠打のエリアンにきちんと送らせ、嶺井の決勝打につなげた。外国人監督らしく「ストライクゾーン以外はバントをしなくていい」と直接、声をかけてエリアンを送り出したが、ダイレクトに意思疎通できる指揮官に助っ人も信頼を寄せている。

 殊勲打の嶺井についてもラミレス監督は「バットをよく振っていた。大きいのを打ってくれると思っていた」と笑顔。今季出場11試合の伏兵ながらCS前の社会人・東芝との練習試合第2戦(5日)で、ラミレス監督は嶺井をDHとして起用。CS本番の代打として準備をしていた。

 またCS3戦で8失点と踏ん張った投手継投でも非凡さを見せた。この日は先発の石田が6回、村田に同点弾を浴びたところで同じ左の砂田にスイッチ。砂田は8回一死まで無安打投球を見せたが、セ首位打者の坂本を迎えたところで前日、二塁打を打たれていた三上を3連投にもかかわらず投入。

 三上が坂本を遊ゴロに打ち取り、巨人の反撃を許さなかった。

 延長11回、守護神・山崎康をマウンドに送った時点で巨人ブルペンは宮国しか残っていなかったのに対し、DeNAは加賀、ザガースキーら4投手を残しており継投の巧みさを証明。首脳陣は「ラミレス監督は非常に頭がいいし、勝負どころでのひらめきもある」と絶賛した。

 ファーストステージ突破が決まるとスタンドのDeNAファンから「ラミレスッ! ラミレスッ!」と大コールが湧き上がった。1年目とは思えない成熟ぶりを見せるラミレス采配がファイナルステージで、レギュラーシーズン19・5ゲーム差の王者・広島を揺さぶる。

最終更新:10/11(火) 16:32

東スポWeb

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