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大下剛史氏「DeNAはCS初戦からローテの谷間…三浦の引退を遅らせてもよかったのでは」

東スポWeb 10/11(火) 16:32配信

 CS初出場のDeNAが2位の巨人を競り落とし、ファイナルステージ進出を決めた。12日から本拠地マツダで迎え撃つセ王者・広島はどう戦うのか。本紙専属評論家の大下剛史氏が「厄介なチームが出てきた」と眉をひそめながら、頂上決戦の行方を予想した。

【大下剛史「熱血球論」】25年ぶりにリーグ制覇した広島にとって、CSファイナルステージで戦うことになったDeNAは一番怖い、嫌な相手だろう。勢いはあるし、若い選手が多くて怖いもの知らず。こういうチームは短期決戦で戦う相手としては最も厄介だ。

 何より4番に筒香がどっしりと構える打線は破壊力抜群だ。前を打つ2番梶谷、3番ロペスという並びもいい。この順番で固定するようになったのはシーズン終盤になってからだが、右打者と左打者を交互に配した打線は「打倒広島」を意識したものだろう。

 広島の泣きどころは救援陣に左腕がいないことだ。ルーキーのオスカルはいるが、勝負どころで梶谷や筒香をピシャリと抑えられるかとなると不安がある。競った展開での継投には神経を使うことになる。

 ただ、圧倒的に有利なのは広島だ。1勝のアドバンテージがあるうえ、先発陣も万全を期している。DeNAはファーストステージで信頼できる先発3投手をつぎ込み、広島へ移動して中1日でファイナルステージだ。初戦から先発ローテーションの谷間のようなもので、こんなことなら三浦の引退を遅らせて、負け覚悟で投げさせてもよかったんじゃないか。決して冗談ではなく、それぐらいしないとローテーションが回らない。

 こんな話をしては身もふたもないが、CSというシステムはリーグ制覇したチームが勝つようにできている。これまで下位チームが勝ち上がったケースはあるとはいえ、よほど先発投手陣の層が厚くなければ、どうしても駒不足に陥る。

「悔しかったら勝ってみろ」ということなのだろうが、CSがリーグを代表して日本シリーズに臨むチームを決める戦いであることを考えれば、せめて中2日を与え、同等に近い条件でやらせてやりたい。DeNAがチームとファンが一丸となって必死に戦っている姿を見ていたら、ふとそんな気持ちになった。(本紙専属評論家)

最終更新:10/11(火) 18:17

東スポWeb