ここから本文です

双信電機、新製品開発で「出来高増加率」のトップに

ZUU online 10/11(火) 17:10配信

10月3~7日の東京株式市場は堅調に推移した。欧州金融危機への懸念が後退する中で、原油価格の回復や米利上げ観測を背景とした円安の動きが株価を支えた。日経平均株価は6日に一時1万7000円目前まで上昇した。週末7日は利益確定売りに押されて一服となったが、それでも下落は小幅にとどまった。

7日夜発表の米雇用統計は、非農業部門の雇用者数が前月比15万6千人増となり、市場予想を下回る結果になった。市場関係者が有力視する12月の利上げシナリオを崩すほどの悪い結果ではなかったが、統計の発表直後は円安の流れが一服した。日経平均株価は今後も、円相場の動きに影響を受けた展開となりそうだ。

■新規材料の出た低位株が目立つ

それでは、今回は東証1部の「出来高増加率ランキング」上位10社を見てみよう。

(1)双信電機 <6938> 7920 54.836倍
(2)クボテック <7709> 25060 13.368倍
(3)インテリックス <8940> 21720 9.056倍
(4)トランザクション <7818> 48620 6.582倍
(5)キリン堂ホールディングス <3194> 15480 6.382倍
(6)エスクロー・エージェント・ジャパン <6093> 34920 6.183倍
(7)ポプラ <7601> 7620 5.840倍
(8)メディアドゥ <3678> 41500 5.730倍
(9)ヘリオス テクノ ホールディング <6927> 33540 5.239倍
(10)日本カーボン <5302> 620800 5.214倍
※銘柄、証券コード、5日平均出来高、出来高増加率の順

出来高増加率の高い銘柄は、新規材料で売買が膨らんだものが目立つ。特に株価の安い低位株が多い。3日に東京工業大学の大隅良典栄誉教授がノーベル医学生理学賞を受賞し、受賞理由となった「オートファジー」に関連した銘柄としてタカラバイオ <4974> など関連銘柄の商いも膨らんだものの、ランキング上位には入らなかった。

■双信電機、業界最小レベルのノイズフィルタ開発で買われる

それでは出来高増加率ランキング上位の中から双信電機、トランザクション、ポプラを取りあげたい。

双信電機は産業機器や情報通信機器向けを手掛ける電子部品メーカーである。

主力商品はノイズ除去フィルターだが、5日に「業界最小レベルの小型ノイズフィルタを開発」と発表したことが買い材料となった。

双信電機がホームページで開示した資料によると、新商品は2017年1月に発売予定。「従来の取付面積から40%減を実現」「高周波帯域においても優れた減衰性能を実現」などの長所がある。

市場では新商品に対する期待感がじわじわ広がり、7日に出来高が急増した。

■トランザクション、JTの電子たばこ拡販観測で連想買い

トランザクションは雑貨の企画製造会社。新事業として電子たばこ事業を強化している。

日本経済新聞は7日付の朝刊で「日本たばこ産業(JT)が2017年から煙や灰の出ない電気を使ったたばこの販売を全国展開する」と報じた。これをきっかけに、電子たばこ事業を強化するトランザクションに連想買いが入った。

ただ、7日正午に2016年8月期の本決算と2017年8月期の業績予想が公表されると、後場寄り付きからは一転して利益確定売り圧力が強まった。一時は前日比マイナス圏内で推移するなど乱高下した。

■ポプラ、業績予想の下方修正発表で売られる

ポプラはコンビニチェーン中堅会社。広島を地盤とし、九州や関東などでも店舗を展開している。ローソンと資本業務提携を結び、両社名を冠した共同店舗も出店する。

ポプラは7日の午後2時に中間決算を発表した。中間決算では営業損益、純損益が赤字に転落。通期予想も営業損益は赤字、純損益は黒字は維持するものの下方修正した。

ポプラは中間業績が悪化した理由として「経営基盤の強化の一環として推進しているローソン社とのドライ商品(飲料、酒、加工食品、雑貨)の調達共同化において、旧在庫の処分費および4~6月の移行期に店舗販促が減少したことから一時的に計画利益を下回った」と説明している。(ZUU online 編集部)

最終更新:10/11(火) 17:10

ZUU online

チャート

双信電機6938
287円、前日比+1円 - 12/8(木) 13:34

チャート

インテリックス8940
726円、前日比+5円 - 12/8(木) 13:21

チャート

トランザクション7818
1597円、前日比-79円 - 12/8(木) 13:37