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【京都大賞典】ジャパンCへ視界良好!キタサンブラック 武豊「着差はわずかでも完勝」

東スポWeb 10/11(火) 22:44配信

 10日に京都競馬場で行われたGII京都大賞典(芝外2400メートル)は圧倒的な1番人気に支持されたキタサンブラック(牡4・清水久)が2着アドマイヤデウスの猛追をクビ差しのいで勝利した。58キロを背負い、目標にされながらも、後続が迫ってくるともうひと伸び。この粘り腰こそが、まさに真骨頂。次走予定のGIジャパンC(11月27日=東京芝2400メートル)へ向けて視界は良好だ。

 着差はわずか「クビ」でも、「この馬らしい勝ち方でしたね(笑い)。1頭行く馬がいたので2番手からの競馬になったけど、道中はムキになることなくリラックスしていた。着差はわずかでも完勝と言える内容です」と手綱を取った武豊はキッパリだ。

 アドマイヤデウスが勢いよく迫ってきても、馬体が併さると抜かせない。これこそがキタサンブラックの真骨頂なのは、菊花賞(クビ差)、天皇賞・春(ハナ差)、そして今回と、近3勝全てタイム差なしの決着に表れている。

「前に馬を置いての競馬は久しぶりだったけど、2番手からでも問題なかったですね。余裕を持たせての仕上げでも結果を出してくれた。今のところ不安らしい不安はないし、次はキッチリ仕上げますよ」と管理する清水久調教師も強さと粘りを増しているキタサンブラックに、大きな手応えを感じた様子だ。

 昨年の最優秀3歳牡馬ドゥラメンテの引退で、現4歳世代の“エース争い”は混沌としている。が、キタサンブラックが限りなくその座に近いことは間違いあるまい。

 3着に敗れた前走の宝塚記念にしても、極悪馬場に加え、前後半5ハロンのラップ差は実に2秒2の前傾型。先行馬には厳しいペースを自らつくりながらも、勝ち馬マリアライトからクビ+ハナ差。2番手以下の馬が4角手前でズルズル下がっていった中での粘り腰は、まさに負けて強しの競馬だった。

 逃げれば強いことは、もはや証明済み。そして秋初戦では2番手からでもスムーズに折り合い、抜け出し、しのぎ切った。逃げることが勝つための必要条件にはならず、自在性があることも改めて実証してみせたのは大きい。

 次走はジャパンC。唯一、大敗を喫している日本ダービー(14着)と同じ東京芝2400メートルという舞台設定だが、当時から経験を積み、強さと粘りを格段に増したのはもちろん、馬を最も理解している鞍上・武豊のエスコートなら、もはや心配無用。むしろ天皇賞・秋を経由せず、中6週とゆったりとした間隔を取ることで、さらに調子を上げてくれそうな期待感すら漂う。来年には海外遠征プランも浮上しているキタサンブラック。まずは国内で世界戦を制し、誰もが認める現役最強馬となって、世界進出に打って出てほしい。

最終更新:10/11(火) 22:44

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