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【ライブレポート】Faint?Star、初ワンマンで見せた更なる可能性

BARKS 10/17(月) 17:54配信

Faint?Starがホストを務める主催イベント<Tokyo Sound Collection>の一環として、初のワンマンライブが行われた。

◆Faint?Star画像

SOLD OUTとなった初のワンマンライブ会場は、開演前から息を潜めるように、HINAとYURIAの登場を心待ちにするオーディエンスで埋め尽くされていた。開演時間を過ぎ、しばらくするといきなり会場を震わせる重低音のSEから2人が登場、デビュー・シングル「koboreteshimattamizunoyouni」で幕を開ける。

この日も渋家&huezによる演出もサポートしており、4つ打ちキックと照明、レーザーがリンクしたスペーシーな世界観が生まれ、そして無表情でポージングのみのパフォーマンスをする2人に一気に引き込まれてしまう。観客も自然に体を動かしながら、彼女たちの歌を聴き入っている様子。間髪入れず2曲目の「エレクトロニックフラッシュ」が始まると、笑顔とともに手拍子を求める2人、会場も徐々に温まっていくのが見てとれた。続く「レ・ミ・ラ」のあとにMCが入り、初めてのワンマンライブであることが告げられ、旧知のファンからも大きな歓声と拍手が上がった。それに対して「(ファンの)こんな大きい声聞いたの初めて~」「楽しくておかしくなりそう!」「(YURIAに向かって)気合い入ってるの?入ってるように見えないんだけど。あっ、入ってるの?じゃあよかった!」と相変わらずマイペースなHINA。クールに歌う姿とは一転して、この天然とも言える発言をするHINAと素早く的確な突っ込みをするYURIAの2人のやりとりに、会場内も自然と笑顔がこぼれる。

「Hurly-Burly」「フィルム!フィルム!フィルム!」の2曲をはさみ、再び訪れたMCでは、HINAが好きだというCS番組ネタ、キリンの睡眠時間からインカ帝国の話、自分のルーツが縄文人か弥生人かの見分け方など、次から次へと畳みかけるトークぶりに虚を突かれてしまったが、それも想定内という雰囲気で、1年ぶりに歌うというバラード「white」を披露。ここでも星や雪の結晶の照明が楽曲を幻想的に演出していた。そしてストリングスの刻みから始まるミディアムなナンバー「今夜はRIDE ON TIME」と併せて、じっくりと歌い切った。

3回目のMCは、6月、7月、8月と3カ月連続で開催された“2マン企画TSC”で行われてきたという、2人によるオリジナルグッズのデザイン対決の企画で、Tシャツ・タオル・帽子の3つの投票結果を発表するコーナーが設けられていた。相変わらず笑いを誘う2人のやりとりの中、選ばれたデザインを実際に制作し、それを女性マネージャーが身に付け登場することで発表されたのだが、すべてHINAの奇抜なデザインが選ばれるという結果に、YURIAも少々ショックを受けていた様子(しかもHINAの考えた帽子はお菓子の帽子だったので、制作費の都合上YURIAの帽子が作られたとのこと)。作られたグッズは1点物ということでオークションが行われ、「もっとちょうだい!もっとちょうだい!」とHINAが拍車をかけると落札額もどんどん上がり、2人とオーディエンスとのやり取りはヒートアップしていった。(帽子のみ、某バンドのデザインと酷似し過ぎていたため、オークションは行わずジャンケン大会が行われた)。

そんな大盛り上がりのMCの後は、新曲を用意していた2人。「Wonder Trip」と名付けられた楽曲に、ファンはじっくり聴きつつも、手の振りを真似したりフレーズを口ずさむなど、すぐにノっている様子だった。そして乱反射するレーザーの中「Ms.Question」「DESTRUCTION」とアッパーなダンス・ナンバーが続き最後のMCヘ。あらためて感謝の言葉を述べ、クラップが会場中に鳴り響く「Hoozuki」から始まり、さらに激しさを増すレーザーを浴びながら「ス ラ イ」「メナイ」「ネヴァエバ」とラスト4曲を一気に歌い切り、大きな盛り上がりの中、本編の幕を閉じた。

もちろん、鳴り止まないアンコールの拍手に2人が再び登場。その際に、昨年も行われた『Tokyo Sound Collection Fes.』が、今年も12月26日に東京・渋谷WWWにて開催されることがアナウンスされると、大歓声が上がっていた。そしてアンコールでは「Boyfriend -A.S.A.P- Favourite Wild Summer Remix(好き好きサマーREMIX)remixed by カジヒデキ」と「Tip Tap」を披露。スタンドマイクでのヴォ―ギングを取り入れたダンスパフォーマンスで知られる彼女たちだが、ここではハンドマイクでステージを歩きながら、よりファンの近くへ行き手を振るなど、大きな感謝とともに楽しむ2人の姿が印象的だった。

ここで終わるかと思いきや、ダブル・アンコールも待っていた本公演。最後は原点と語る初めてFaint?Starとして世に姿を現したMVであり、ファースト・シングルの収録曲「Sleeping In Your Car」を歌い、大団円を迎えた。最後はうっすらと涙を浮かべる2人の姿に、グッときたファンも多かっただろう。その直後のHINAの発言でそれもすぐに笑いに変わってしまったが。

2人のMCでは、そのキャラクターを大いに生かし会場を沸かせながら、一転パフォーマンスが始まると、ばっちりとシンクロする2人の動き、そして激しいロック調の曲でもEDMナンバーでも渋谷系の楽曲でも、しっかりと抜けてくる声は、彼女たちの最大の魅力であり、オリジナリティであると実感した。また、その時代のサウンドやメロディをしっかりオマージュし、Faint?Starとしての楽曲へと昇華しているプロダクションも秀逸で、それらを総合したプロジェクトとして、今後、ますますの活躍を予感させるライブだった。

撮影:国吉辰一

<Faint?Star Presents Tokyo Sound Collection ~1stワンマンライブ~>
2016年10月7日(金)
1.koboreteshimattamizunoyouni
2.エレクトロニックフラッシュ
3.レ・ミ・ラ
4.Hurly-Burly
5.フィルム!フィルム!フィルム!
6.white
7.今夜はRIDE ON TIME
8.Wonder Trip
9.Ms.Question
10.DESTRUCTION
11.Hoozuki
12.ス ラ イ
13.メナイ
14.ネヴァエバ
EC1.Boyfriend -A.S.A.P- Favourite Wild Summer Remix(好き好きサマーREMIX)remixed by カジヒデキ
EC2.Tip Tap
WEC1.Sleeping In Your Car

<Faint?Star Presents Tokyo Sound Collection Fes vol.2>
12月26日(月)
@渋谷WWW
OPEN18:00 / START19:00
前売り3,000円 / 当日3,500円
[問]faintstar.tokyo@gmail.com
チケット:運営予約 http://www.faintstar-tokyo.jp/mag/ticket
一般発売:10月15日(土)より

最終更新:10/17(月) 17:54

BARKS

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