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F1の人気凋落は深刻、天国のセナも泣いている?

投信1 10/11(火) 12:15配信

今年も開催されていたF1日本グランプリ大会

10月7日~9日に鈴鹿サーキットで開催されていた「2016 FIA F1世界選手権シリーズ第17戦」(以下、F1日本グランプリ)が終了しました。

最終結果は、ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMGペトロナス)が優勝したのに対し、地元開催で好成績が期待されていたマクラーレン・ホンダは16位(フェルナンド・アロンソ)と18位(ジェンソン・バトン)の惨敗という残念な結果になりました(選手名は敬称略、以下同)。

ところで、皆さんの中には“えっ?  F1日本グランプリが開催されていたの?”と驚いた人がいるかもしれません。また、それ以上に“あっ、そう。興味ないね”と冷めた見方をしている人の方が多いかもしれません。

深刻なF1人気の凋落

近年、日本におけるモータースポーツは興行的な不振が目立っていますが、その中でも、世界最高峰の自動車レースと言われているF1(フォーミュラ1)の人気凋落は著しいものがあります。

先ずは、日本のF1人気の歴史を簡単に振り返ってみましょう。

25年前はテレビ局のドル箱コンテンツだったF1レース

F1レースは長期間にわたって日本開催が見送りとなっていましたが、フジテレビがスポンサーとなり1987年に復活します。

世界的スターのアイルトン・セナやアラン・プロストなどに加え、中嶋悟や鈴木亜久里など日本人ドライバーが活躍したこともあり、F1は大ブームになりました。そのピークだった90年代前半、日本グランプリのテレビ視聴率は20%超になるドル箱コンテンツだったのです(1991年)。

その後、熱狂的なブームは一段落しますが、佐藤琢磨など日本人ドライバーの活躍、ホンダに続いてトヨタ自動車の参入などもあり、2006年には再び大人気となりました。同年10月に鈴鹿サーキットで開催されたF1日本グランプリには36万1千人(3日間合計、以下同)という過去最高の観客数を記録しています。

リーマンショック発生後に日本企業は次々と撤退

しかし、2008年秋に発生したリーマンショックで様相が一転します。F1は膨大なコスト・資金を必要とします。急激な業績悪化に見舞われたトヨタ、ホンダが相次いでF1から撤退し、関連スポンサーとなっていた他の日本企業も続々と撤収したのです。

こうして、資金力のある日本企業が撤退したため、欧州など海外のF1チームは日本人ドライバーを採用しなくなり、いつの間にか日本人ドライバーは皆無となりました。

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最終更新:10/11(火) 12:15

投信1