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戦後の「真知子巻き」 再び 「君の名は」で大ブーム 桐生でストール復刻

上毛新聞 10/11(火) 6:00配信

 群馬県のニット製品製造、松井ニット技研(桐生市本町、松井智司社長)は、戦後に大流行した「真知子巻き」のストールを復刻し、発売した。当時の繊細な編み方や優しい雰囲気を再現しつつ、時代に合わせて大きさを改良、4色を展開する。

◎記憶と切れ端頼りに再現 4色にアレンジ

 真知子巻きは、1953年の大ヒット映画「君の名は」で、女優の岸恵子さん演じるヒロイン、真知子がストールを頭からかぶるようにして巻いたスタイル。多くの女性がその巻き方をまね、大ブームとなった。同社をはじめ、ニット業界は真知子巻き用のストール需要で潤った。

 当時10代だった松井社長は、家業をよく手伝っていて自社製のストールを覚えており、記憶と社内に残っていた切れ端を頼りに再現を図った。

 完成した「毛混真知子巻きストール」は、当時と同様、七宝つなぎのような日本風の編み目で繊細な仕上がり。当時と同じふっくらとしたウールがなかったため、ウールとアルパカの混紡を採用して柔らかく優しい雰囲気を出した。

 松井社長の記憶では、当時は白の単色のみだったが、今回はグレー、エメラルド、藤色、ピンクの4色を展開。それぞれ単色に見えるが、濃淡2色を使っている。サイズは幅約44センチ、長さ約2メートルと当時よりやや大きくし、真知子巻きだけでなく、現代風に首にも巻けるようにした。7500円(税別)。

 松井社長は「昭和のノスタルジックで優しい雰囲気を再現したかった。50代、60代以上の女性に限らず、今の若い人たちにも楽しんでほしい」と話している。

 同社ホームページやJR東京駅地下1階グランスタなどにある「日本百貨店」で購入できる。問い合わせは同社(電話0277-46-4183)へ。

最終更新:10/11(火) 6:00

上毛新聞