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最先端技術を取り入れた世界初のサイバスロン大会

カンパラプレス 10/11(火) 16:19配信

 人の神経と骨に組み込まれたインプラント義手、膝の部分にモーターを内蔵した義足、路面の傾斜を車輪のセンサーで察知しながら進む電動車椅子ーー。そんな最先端の技術を駆使しながら障がい者たちがスキルやスピードを競い合う、近未来的な光景が繰り広げられた。スイスのチューリッヒで10月8日に開催された世界初のサイバスロン大会でのことだ。

サイボーグたちのオリンピック?

「サイボーグたちのオリンピック」と呼ぶ人もいるこの大会、チケットは完売し、スタジアムにはおよそ4600人が集まった。しのぎを削る競技者たち。観客の応援にも力が入る。だが、オリンピックはもちろん、パラリンピックとも毛色が違うことに気づく。

 例えば、強化義足のカテゴリーにおける競技者の最初のタスクは、ソファーに座り、立ち上がること。これを5回繰り返す。さらに飛び石を踏み外さないように歩き、物を運びながら階段を上り下りする。いずれも多くの義足使用者にとって、日常生活でこなしづらい動作だという。

「競技はポイント制だし、タイムも計ります。でも、最速、最強であることよりも、日常生活の動作におけるスキルの質に、注目するのです」と話すのは、主催者であるスイス連邦工科大学チューリッヒのロバート・リーナー教授。

主催者のねらい

 大会主催のねらいは、障がい者アシストのための技術開発を活発化させること、そして障がいを持つ人が日常体験していることへの一般の理解を広めることだという。

 今大会には、合わせて66のチームが25か国から集まった。スイスやドイツなどヨーロッパ諸国をはじめ、ペルーやメキシコ、アジアからは韓国やインド、日本からは3つのチームが参加した。

日本から元パラリンピアンもパイロットとして参加

 和歌山大学のチームRT-Moversは、強化車椅子レースに出場。パイロットに迎えたのは、北京パラリンピック車椅子陸上金メダリストである伊藤智也選手だ。

 強化車椅子レースは四肢麻痺や対麻痺の人が参加できる、電動車椅子を使った競技。等間隔に置かれたポールの間を縫うように進んだり、凸凹の路面を走ったり、階段を上り下りしたりしながらゴールを目指すというもの。

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最終更新:10/11(火) 16:19

カンパラプレス