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豊田中研が“走るコックピット型ゲーム機” 超小型EV「COMS」ベースのVR体験システム

日刊工業新聞電子版 10/11(火) 10:56配信

VR映像がEVの走行と連動

 豊田中央研究所(愛知県長久手市、菊池昇所長)は、超小型電気自動車(EV)「COMS(コムス)」をベースとしたVR体験システムを開発した。VRシステムの映像の動きとEVの走行を連動させるよう制御する。全身に加速度をかけられ、臨場感が高まる。“走るコックピット型ゲーム機”として、駐車場やイベント会場などでの利用を想定する。

 コムスにジェスチャー認識装置や電磁式タッチセンサーを搭載した。プレーヤーはヘッド・マウント・ディスプレー(HMD)をかけて乗り込み、VRの世界に没入する。VRの映像に合わせて、自動で車を前進させたり停止させたりする。座席の動きで加速度を与える搭乗型のVR体験装置に比べて、臨場感が高い。設置場所への移動時は通常のEVとして運転できる。

 技術検証用にリズムに合わせてハンドルをタップする音楽ゲームを試作した。プレーヤーは仮想世界を走行しながら、前方から飛んでくるマーカーを打ち落とす内容で、社外の人による実証も実施。実用化可能な水準にあるとしている。

最終更新:10/11(火) 16:09

日刊工業新聞電子版