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火星生命発見へ。欧露の探査機「エクソマーズ」来週には着陸機が火星到達へ

sorae.jp 10/11(火) 9:02配信

3月14日に無事打ち上げに成功した、欧州とロシアによる火星探査プログラム「エクソマーズ 2016」。その着陸機の10月19日となる火星到着へ向け、ドイツのダルムシュタットにあるESA(欧州宇宙機関)のコントロールセンターは忙しく準備を進めています。
 
エクソマーズは2016年と2020年の2回にわけて探査機を送り込む火星探査計画で、エクソマーズ 2016は火星を周回する探査機「トレース・ガス・オービター(TGO)」と着陸機「スキアパレッリ」から成り立ちます。この2つは火星到達前に分離するのですが、そのスキアパレッリが火星に着陸するためのプログラムがESAによってすでに送信さています。
 
今後、スキアパレッリは火星のメリディアニ平原への着陸を目指します。そして着陸時にはさまざまな着陸技術の実証実験を行い、さらに着陸後に気圧や気温、湿度、空気の帯電などさまざまなデータを取得します。そして、着陸時のデータは火星探査車(ローバー)を送り込む「エクソマーズ 2020」にも活かされる予定なのです。

スキアパレッリの火星突入時、その速度は極超音速にも達します。そして今回送信されたプログラムは、突入時のコースや高度に関する制御を行なうのです。また十分に速度が落ちた後はパラシュートを展開し、さらに耐熱シールドとエアロシェルを破棄。最後には搭載された3つのエンジンの推力によって高度2メートルまで火星に近づき、着陸するのです。
 
火星に到着したスキアパレッリは、1日6時間の科学探査を2日間行なう程度のバッテリーしか搭載していません。そして、計測したデータは衛星経由で地球へと送信されるのです。「火星での生命の痕跡の発見」を目的とした、エクソマーズ。果たして人類が地球に到達する前に、大きな発見をすることはできるのでしょうか?

最終更新:10/11(火) 9:02

sorae.jp