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米大統領選、女性軽視発言・メール問題など暴露合戦に 政治的論点を主張しにくい事態

AbemaTIMES 10/11(火) 17:00配信

(C)AbemaTV

米ミズーリ州にて大統領選の第2回目となるテレビ討論会が行われた。トランプ氏(共和党)、クリントン氏(民主党)ともに微妙な距離を保ち、候補者同士が握手をしないという異例の事態から始まった今回の討論会。最大の注目は、先週公開された、ある音声。トランプ氏の女性を蔑視していると思われる発言だ。

クリントン氏にとって格好の攻撃材料となったこの発言、討論開始10分後には「これがドナルド・トランプ氏。女性やビデオに限らず、大統領にふさわしいのかどうか疑問を抱かせるものがある」とこの話題を持ち出した。

これに対しトランプ氏は「家族、米国民に対して大きな敬意を抱いている」とした上で、「彼(ビル・クリントン氏)の方が悪い。言葉だけでなく行動したんだ。女性に手を出した。この国の政界で歴史上、女性に対して彼ほど虐待的だった人物はいない」と、クリントン元大統領の女性問題に言及して応戦。さらにクリントン元大統領に乱暴されたと主張する女性4人を会場に招待するなど、“トランプ流の奇策”を見せた。

すると、「彼(トランプ氏)の言ったことのほとんどは正しくない」とクリントン氏。さらにトランプ氏について「好きなように選挙戦をやり、好きなように話す話題を決める。質問には答えず設定されたテーマについても話さず、暮らしと国を良くする計画を明確にすることもない」とその活動を批判。「相手が低俗な行動に出ても、自分は高尚であれ」という、友人であるオバマ夫人の言葉を引用し会場を沸かせた。

その後も討論会の論点は、クリントン氏の国務長官時代のメール問題など、お互いの暴露合戦とも言える事態となった。このような討論会、また大統領選の流れについて、8bitNewsを主宰する堀潤氏は「ショーとしては盛り上がるが、政治としてはなかなか厳しい」と述べる。また博報堂ブランドデザイン若者研究所の原田曜平氏は、現在がSNS時代であることとその特徴を踏まえ、「この2人が大統領候補となったのもSNS時代だからというのも影響しているのでは」と述べ、「SNS時代は嫌われ者が強い時代」との考えを示した。

互いが互いを批判し合い、政策などの政治的論点を主張しにくい事態となっている米大統領選。現地の人はどう見ているのか。

ニューヨーク在住のジャーナリスト中村英雄氏は「盛り上がったのは(トランプ氏の)録音テープ事件の方」であったと語る。「クリントン氏は自分の論点を展開できなかったし、トランプ氏も守りにまわったため、お互いにくすぶっているように感じられた」と述べた。

「第二回テレビ討論会の勝者は?」というCNNによる緊急調査では「クリントン氏」が57%、「トランプ氏」が34%となっている。

最終更新:10/11(火) 17:00

AbemaTIMES