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大岩裂け目に白ヘビ見たら御利益 夏よりも寒い時期が可能性高く

福井新聞ONLINE 10/11(火) 17:52配信

 横幅4~5メートルの巨岩を横切る数センチほどの裂け目。その奥は日中でも真っ暗だ。そのわずかな裂け目を次々にのぞき込む人々がいる。探しているのは白いヘビ。福井県永平寺町竹原の越前竹原弁財天(弁財天白龍王大権現)の大岩には白いヘビが宿ると言い伝えられ、見た者は商売繁盛などの御利益があると信じられている。地元では「へびがみさん」と親しまれている。

 いわれは諸説あるが、旧上志比村の文化財保護委が記した「ふるさと探求」によると、昭和の初めのころ、大阪の材木商の見た夢がきっかけだという。夢に現れたヘビが「越前竹原の山に弟ヘビのすみかを作れないか」と持ち掛けた。それを伝え聞いた竹原の住民が、白いヘビのすみかとして知られていた岩にお堂を建立。白いヘビをご神体として奉ったことが起源といわれている。

 眉唾ものの伝承? と侮るなかれ。実際に白いヘビを見たという住民や参拝客は数多い。金沢市から来たという初老の男性は「一昨年、昨年と見た。健康でいられることが御利益かな」と足しげく通っている。

 弁財天奉賛会の竹嶋秀治さん(73)は「さすがに創建時のご神体のヘビからは代替わりしているでしょうが、いるのは間違いない。私も何度か目撃している」と力を込め話す。

 熱心な参拝者によると、目撃の可能性が高いのは夏よりも寒い時期だそうだ。

福井新聞社

最終更新:10/11(火) 17:59

福井新聞ONLINE