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勝点3が逃げていった サッカー日本代表、難敵オーストラリア相手にドロー【ロシアW杯最終予選】

AbemaTIMES 10/11(火) 21:28配信

サッカー日本代表は11日、メルボルンのドックランズ・スタジアムでロシアW杯アジア最終予選の第4戦、オーストラリア代表とのアウェー戦に臨み、1-1のドローに終わった。勝点1を積み重ね、勝点7で暫定2位に浮上している。

勝点3がするりと逃げていった。アジア最終予選では一度も勝利したことのない、オーストラリアのホーム戦だった。試合後のインタビューで、この日ワントップで先発出場したFW本田圭佑(ミラン)は「勝点1を取ったことを良しとしたい」と語ったが、本音に近い発言に違いない。アジア最強を争うオーストラリアを向こうにしてのアウェー戦ドローは、一定の価値を持つはずだ。

前半5分、原口元気(ヘルタ・ベルリン)のゴールは、ハイプレスの意識から生まれたカウンターだった。この日の日本の生命線のひとつはハイプレスであり、コンパクトな陣形でハイプレスを続けることが、勝点3への細い道と映った。

しかし、後半に入って日本のハイプレスの効果が薄まった。体力が低下してくる後半に、オーストラリアのロングボールによって日本の陣形が上下に引き伸ばされ、効果的なプレスが難しくなった面もある。プレスが弱まれば、最終ラインも下がる。

一人目の選手交代は後半36分、FW小林に代わってMF清武が投入された。後半39分には1トップを務めた本田に代わりFW浅野が入った。浅野の投入でやることが明確になってからの日本は脅威になっていた。コンディション調整の難しい海外アウェー戦で、しかもプレスの価値が証明されていた展開で、1人目の選手交代が後半35分だった点には疑問が残る。フレッシュな選手を早めに投入し、90分間、コンパクトなハイプレスでオーストラリアにプレッシャーを与えることも考慮すべきだったかもしれない。

70分のFWケーヒル投入には、背筋に寒いものが走った。2006年、ドイツW杯のグループステージでは、日本戦の52分過ぎから途中出場し、84分、89分にゴールを決めた。しかし10年後、2016年のきょう、日本の試合最終盤のディフェンスには鬼気迫るものがあり、ケーヒルは脅威にならなかった。ピンチでの集中力、ハードワークは評価されるべきだろう。
日本の次戦は11月15日、埼玉スタジアムでサウジアラビアと対戦する。絶対に負けられない極限状態での闘いは、これからも続いてゆく。

文:タラマサタカ

最終更新:10/11(火) 21:28

AbemaTIMES

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