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ハリル監督が苦悩を吐露「1年前にこのような状況がわかっていれば……」

theWORLD(ザ・ワールド) 10/11(火) 15:07配信

オーストラリア戦前日に現在の苦境を嘆く

11日にオーストラリアと敵地で対戦する日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督が会場となるメルボルンのドッグランズ・スタジアムで記者会見を行なった。「アジアでもっとも強いチームとの対戦だが、大きな仕事を成し遂げるために勇気を見せたい」と冒頭では強気なコメントを残す一方で、「1年前にこのような状況がわかっていれば……」と現況を嘆く場面もあった。

オーストラリアは2015アジアカップの覇者で、ロシアW杯アジア最終予選グループBでも勝点7(得失点差+3)で首位に立っている。この相手に対して、ハリルホジッチ監督はまず相手をリスペクトして「選手個々のクオリティが高く、パワーもある。組織的で規律もある」と最大限の賛辞を送った。しかし同時に、「ただ、弱点もある。それは選手に伝えているし、準備もしてきた」と敵地で勝点3を目指す意気込みを語った。

それでも、難敵・オーストラリアとの対戦は指揮官を冷静にさせている。主力の多くが海外のクラブに所属するが、試合には出られていない。そうした状況のなか、長距離移動を行なって時差ボケを抱えながらプレイしている。他にもいろいろな困難があり、チームをなかなかトップコンディションに持っていけていない。その現実を踏まえて、「(アジアで)日本代表がまだ一番強いと思っている人もいるが、決してそうではない」と訴えかけた。

さらには、当初の見込みの甘さからここまでのチーム作りがスムーズに進んでいないことも素直に明らかにした。

「代表監督は選手が合宿に来て2日でいろいろとやらなければならない。いまはキーとなる選手の試合数が足りないという状況になっていて、それがわれわれのゲームのクオリティに影響している。それでも、アジアのどのチームよりも決定機を作れているが、今後にどこまで伸びるかの予測はできない。最初の試合(イラク戦)、この試合(オーストラリア戦)はわれわれが期待しているほどのレベルにはなっていない。私の仕事はまずこの合宿で2日間かけてフィジカルを調整しつつ、勝つチームを作ることにある。予選は山あり谷ありなので、まだまだいろいろなことがある。イラク戦で強いメンタルを見せてくれたのはうれしかった。私にとって重要で、日本代表にできることがわかった。1年前にもしこのような状況がわかっていれば……。このような状況とは、海外組15人のうち数名しかプレイしていないということだ。(日本代表には)われわれはプレイしている選手を選ばないといけないと思っていた」

重要な一戦を前に、ハリルホジッチ監督は抱えている苦悩を吐露した。こうした思いを払拭するには勝利を積み重ねていくしかないが、それができていればそもそも苦悩していない。現実は厳しく、オーストラリア戦では出場停止やケガ人が複数いる。日本代表が視界良好となるのは、まだまだ先のことになりそうだ。

【グループB順位表】
1位オーストラリア 勝点7(+3)
2位サウジアラビア 勝点7(+2)
4位UAE     勝点6(+2)
4位日本      勝点6(+2)
5位イラク     勝点0(-4)
6位タイ      勝点0(-5)

http://www.theworldmagazine.jp/

最終更新:10/11(火) 15:07

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