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北朝鮮、労働党創建記念日に軍事力示威なし

ハンギョレ新聞 10/11(火) 12:14配信

核・ミサイル発射も閲兵式もなく 新たに開館した金日成競技場で親善サッカー 水害で乱れた民心の収拾に出たもよう

 北朝鮮では朝鮮労働党の創建71周年の10日、「軍事的威力示威」は行われなかった。韓米両国政府は北側が10日前後に6回目の核実験または弾道ミサイル試験発射を行う可能性が高いと見て、監視を強めてきた。

 統一部のチョン・ジュンヒ報道官はこの日の内信・外信ブリーフィングで「北朝鮮は核であれミサイルであれ、いつでも挑発できる準備は整えているものと把握している」と述べながらも、「特別な動きはない」と明らかにした。チョン報道官は「普通は党創建65周年、70周年など節目の周年行事には閲兵式や中央報告大会も行うが、今年は通常の行事を除いてはないものと聞いている」と述べた。

 実際、労働党機関紙の労働新聞と朝鮮中央通信はこの日、党創建記念日関連の大規模政治行事のニュースを伝えなかった。代わりに労働新聞は1面と4面にカラー写真10枚とともに平壌の牡丹峰(モランボン)のふもとの金日成競技場のリモデリング竣工式行事(9日)を大きく扱った。新聞は「約4万席の観覧席と新しい人工芝を敷いたサッカー場」を「党の文明大国建設構想が凝縮された人民の体育の殿堂」と呼んだ。労働党中央委のチェ・リョンヘ副委員長は竣工の辞で「国家的な政治文化行事と国際・国内のスポーツ競技を成功裏に保障できるようになり、青少年学生や労働者が体育活動と文化情緒生活を思いきり享受できるようになった」と強調した。金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長は竣工式に出席しなかった。竣工式後の親善サッカー大会で「フェブル(松明)チーム」がPK戦の末に「4・25チーム」に4対3で勝ったと同紙は伝えた。咸鏡(ハムギョン)北道北部地域の水害で民心がとり乱れている状況で、サッカー場のリモデリング竣工式と親善試合の広報で民心を落ち着かせることに努めたようだ。

イ・ジェフン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

最終更新:10/11(火) 12:14

ハンギョレ新聞