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ドイツ銀、社債上乗せ利回りが昨年の2倍に-30億ドルの私募債発行

Bloomberg 10/10(月) 22:24配信

ドイツ銀行は国外での社債発行で、上乗せ利回りが1年前の2倍に跳ね上がった。法的問題で将来費用が発生する可能性があるため、投資家はリスクに見合う上乗せを求めた。

ブルームバーグがまとめたデータによれば、ドイツ銀が7日に私募形式で発行した30億ドル(約3100億円)相当の無担保優先債の指標金利に対する上乗せ幅は300ベーシスポイント(bp)。2015年8月に同種の社債を公募で発行した時は143bpだった。

カメス・キャピタルの債券アナリスト、ポール・ディルワース氏は、「ドイツ銀は大規模な調達がまだ可能だと顕示しようとしているが、そのために高いコストを支払っている」と指摘した。

ドイツ銀はジョン・クライアン最高経営責任者の下、資本強化と収益力向上に取り組んでいるが難航しており、株と債券は売り込まれている。住宅ローン担保証券問題では米司法省に当初140億ドルの支払いを求められ、同行は減額を目指した交渉に入っている。

ブルームバーグの計算によると、今回の社債の発行利回りは4.26%。ブルームバーグ・バークレイズ指数によればドル建て金融債の平均は2.8%。

ドイツ銀の私募債は少数の米運用会社が引き受けたと、事情に詳しい関係者2人が匿名を条件に述べた。ドイツ銀の広報担当チャーリー・オリバー氏は起債についてコメントを控えた。

オールド・ミューチュアル・グローバル・インベスターズ・UKのポートフォリオマネジャー、ロイド・ハリス氏(ロンドン在勤)は「大規模な起債だ。経営陣は今も市場にアクセスできることを示そうとしているのだろう」と 話した。

原題:Deutsche Bank’s Borrowing Premium Doubles From 2015 in Bond Sale(抜粋)

Tom Beardsworth

最終更新:10/11(火) 1:30

Bloomberg