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トランプ氏劣勢でヘッジファンドが大もうけ-メキシコ・ペソ投資奏功

Bloomberg 10/11(火) 15:58配信

メキシコ・ペソが対ドルで連日急落した先月、一握りのヘッジファンドがこの動きに目を留めた。米大統領選で共和党候補のドナルド・トランプ氏が勝利し、両国関係を抜本的に見直すプランが実行されるとの不安を抱えた投資家によってペソは過度に売り込まれたと彼らは判断した。

それからわずか数週間しか経過していない現在、キャラウェイ・キャピタル・マネジメントやノース・アセット・マネジメント、ワン・リバー・アセット・マネジメントなどのヘッジファンドは、トランプ陣営の劣勢に伴いペソが世界一の人気通貨に転じたことで、手っ取り早く利益を手に入れている。ペソは先月下旬の米大統領候補による第1回テレビ討論会を前に過去最安値を付けたが、その後約5%上昇した。

ヘッジファンドマネジャーをペソ投資に引き付ける要因は多数あるが、来月の大統領選挙でトランプ氏が民主党候補のヒラリー・クリントン前米国務長官に勝つ確率を市場が過大評価しているという認識をファンドマネジャーは共有している。トランプ氏が第1回討論会で劣勢と受け止められ、その後女性を蔑視する同氏の発言が発覚し、同陣営は先週後半の段階で深刻な危機に陥った。

キャラウェイのパートナー、ダニエル・フライフェルド氏は「メキシコを好む理由は他にも多いが、トランプ氏が(ペソ投資を)ずいぶん楽にしてくれている」と述べた。

ペソは11月の米大統領選をめぐる投資家の不安を映す指標とされており、トランプ氏が世論調査で前進するとペソは下落し、勢いが落ちるとペソは上昇している。タイガー・マネジメントのジュリアン・ロバートソン氏は今月4日のニューヨークでの会議でペソについて、トランプ氏が築くという「メキシコとの国境の壁をめぐる不安が十分広がったおかげで、今や市場で購入に値する十分な価値がある」と指摘した。

原題:As Trump Falters, a Few Hedge Funds Win Big on Mexican Peso Bets(抜粋)

Katia Porzecanski, Simone Foxman

最終更新:10/11(火) 15:58

Bloomberg

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