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ATCQアリ、『Marvel ルーク・ケイジ』サントラに提供したファイフ追悼曲を語る

bmr.jp 10/12(水) 20:00配信

ATCQアリ、『Marvel ルーク・ケイジ』サントラに提供したファイフ追悼曲を語る

ATCQアリ、『Marvel ルーク・ケイジ』サントラに提供したファイフ追悼曲を語る

9月30日からNetflixで独占配信されたドラマ『Marvel ルーク・ケイジ』のサウンドトラックに収録された“Requiem For Phife”について、ア・トライブ・コールド・クエストのアリ・シャヒードが口を開いた。

壁をも打ち砕く怪力、銃弾も通用しない頑丈な皮膚を手に入れ、「雇われヒーロー」としてニューヨークはハーレムを守るために戦う黒人スーパー・ヒーローである「ルーク・ケイジ」を描く『Marvel ルーク・ケイジ』。オリジナルは70年代に生まれた黒人ヒーロー、舞台はハーレムということもあって、『Marvel ルーク・ケイジ』は、設定は現代でありながらも、『シャフト』/『黒いジャガー』などのブラックスプロテーションものの薫りを漂わせ、ブラック・カルチャーに深く根差したドラマ・シリーズとなっており、気鋭のヒップホップ~ソウル・プロデューサー、エイドリアン・ヤングと、90年代に活躍した伝説のヒップホップ・グループとして今なお人気を誇るア・トライブ・コールド・クエストのメンバーとしても知られるベテラン、アリ・シャヒードのふたりが劇中スコアを手がけているほか、全13話のエピソード・タイトルがすべてギャング・スターの曲名となっていたり、ウータン・クランのメンバーであるメソッド・マンが本人役で登場するといった、90年代ヒップホップが色濃く反映されている点でも話題となっている作品だ。

そのサウンドトラックは、配信開始から1週間後となる10月7日にデジタル配信がスタート。先行してメソッド・マンがゲスト参加した新曲“Bulletproof Love”が発表されたほか、劇中のクラブで披露されるラファエル・サディーク、フェイス・エヴァンスらの楽曲も収録されているが、注目を集めたのは“Requiem For Phife”という曲だ。タイトルから明らかなとおり、今年3月に45歳の若さでこの世を去った、ア・トライブ・コールド・クエストのオリジナル・メンバーであるファイフへの追悼曲となるこの“Requiem For Phife”。この曲が生まれた経緯についてアリが口を開いた。

『Marvel ルーク・ケイジ』の参加について米Billboard誌のインタビューをエイドリアン・ヤングと共に受けた中で、ファイフに捧げた“Requiem For Phife”について訊かれたアリは、「ちょうど僕が第8話の曲を作っているところに、あいつから連絡があったんだ。亡くなる2週間前くらいだったよ。その時ふたりで話したことが、あのシーンへの理解をより深めてくれた。それでエイドリアンと僕で曲を完成させ、MarvelとNetflixに許可を得た上で、オーケストラとレコーディングしたんだ」と振り返った。ミゲル・アトウッド・ファーガソン指揮による30人編成のオーケストラとのレコーディングのために録音できる日程が限られていたこともあり、「レコーディングしたのは、ファイフが亡くなった翌日だった」という。また、録音当日は誰もが感情が昂ぶり、「演奏を始める前に一度、レコーディング・ルームを離れたんだけど、戻ってきたらすでに演奏が始まっていて、まるで違う場所のような状態だった。自分も驚いたよ。そして、この曲を書いたときのこと、彼と話をしたときのことを思い出した。この曲を作っているとき、2度と彼と話すことができなくなるだなんて思いもよらなかった。この曲は、第8話のとあるシーンのために作られたものだけど、それでも“Requiem For Phife”(ファイフに捧げるレクイエム)と名付けた。僕の頭の中に彼が浮かんだからだ。そのシーンを見れば、分かってくれると思う」と説明している。

なお、『Marvel ルーク・ケイジ』のサウンドトラックは現在デジタル配信のみだが、11月には180g重量盤のカラー・ヴァイナルでの発売が決まっており、ウータン・クランを意識したようなイエローを基調としたアートワークとなっている。

最終更新:10/12(水) 20:00

bmr.jp

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