ここから本文です

「コンドームはマスクと同じ」 薄さ0.01ミリに込めたメーカーの思い 「Lサイズ」パッケージの意味

withnews 10/15(土) 7:00配信

 ふだん、パートナーや友達、家族とコンドームの話、していますか? 望まない妊娠や、性感染症を防ぐために大事なもの。とはいえ、なんとなく話題にしにくい。そう感じること、ありますよね。コンドームメーカーの社員も同じなんでしょうか。国内大手「オカモト」の社員、林知礼(とものり)さん(45)に聞きました。(朝日新聞文化くらし報道部記者・岡田慶子)

【画像】あなたの知らないコンドームワールド…今童夢御守・1千個使ったドレス・2千個使ったオブジェ

54%もの人が、実は…

 オカモトのウェブサイト「LOVERS研究所」に載っている、昨年のネット調査(400サンプル)が衝撃的です。

 妊活をしていない18~29歳の男性のうち、過去1年間にコンドームなしのセックスをした人は、54.3%(!)という結果が出たのです。

 「コンドームって、着けること自体、なかなかポジティブにならないんですよね。アダルトグッズとして見られることも多いですし」。林さんはいいます。「我々が啓発イベントでサンプルを配っても、営業活動的な見方や、コンドームを配る=『セックスしろ』と言っている、という捉え方をされるケースって、すごくあるんです」

 確かに、ディスカウントストアでも、売り場がアダルトグッズコーナーの一角というのは、ままあること。わたし自身、生理用品だったら普通にレジに持っていけるのに、コンドームだと「わたし、セックスします!」と表明しているようで、若干の気恥ずかしさを覚えます。

欧米では「日用品」の一つ

 「欧米では、コンドームは日用品っていう見方をされているんですよ」。そう言って、林さんはこんなことを教えてくれました。

 「オリンピックの選手村でも配られましたが、マスクと同じですよね。要は人がたくさん集まるところで風邪を引いていたら、マスクをするじゃないですか。コンドームも、病気の蔓延(まんえん)をコントロールするための備品として置かれているのに、日本では別の見方をされてしまう」

 ううっ。セーフセックスに重要なのは、わかっているんですけど……。

 「日本人ってよく言えば奥ゆかしい民族なんですけど、コンドームそのものの見方を変えないと、パートナーとの関係の中で当たり前に使うっていう文化にはつながらないと思います」

1/2ページ

最終更新:10/15(土) 7:00

withnews

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。