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従業員が選ぶベスト・コンサルティング会社をマッキンゼーから奪った会社とは

ZUU online 10/12(水) 8:10配信

「従業員が選ぶベスト・コンサルティング会社」の2017年版が発表され、ベイン・アンド・カンパニーがマッキンゼー・アンド・カンパニーから、首位を奪い返す結果となった。
昨年ベインを2位に転落させたマッキンゼーは、今年は3位落ち。2位には昨年の3位、ボストン・コンサルティング・グループがおさまった。

総体的に細かな順位の変動は見られたものの、圏外からトップ10入りを果たしたのは8位のL.E.Kコンサルティングのみ。

注目株は32位から11位まで急激に順位をあげたプットナム・アソシエイツ、13位に初登場したKPMG LLPなどだろうか。

就職活動の際、応募者の40%以上が「社風」を最重要事項としているが、実際に現場で働いてみると仕事に対する「満足度」が、モチベーションを保つうえでいかに大切かを痛感する。

米リクルート会社、Vaultの「従業員が選ぶベスト・コンサルティング会社」は、「従業員を生の声」を重視し、威信、満足度、給与、社風、仕事と私生活のバランス、展望、昇進、チャレンジの機会を、従業員が評価したものだ。

■10位 ブラトル・グループ(7.507ポイント)昨年7位

金融およびエネルギー問題を専門分野とするコンサルティング会社。1990年の設立以来、本拠地ニューヨークからロンドン、ローマ、マドリードなど世界の主要都市で、法人、政府系機関などにアドバイスを行っている。

「比較的リラックスした雰囲気の中で、やり甲斐のある仕事に打ちこめる環境」を、従業員に提供している。

■9位 ブリッジスパン・グループ(7.507ポイント)昨年10位

米戦略コンサルティング会社、ベイン・アンド・カンパニーが非営利目的のインキュベーターとして、1999年に立ち上げた。

ハーバード経営大学と提携して事例研究を交えながら、社会が直面している貧困問題などに関するコンサルティング業務を展開している。
社会貢献という観点では評価が高いが、「給与が安い」との不満も。

■8位 L.E.Kコンサルティング(7.624ポイント)昨年13位

1983年にロンドンで生まれ、現在世界10カ国に支社を構える経営戦略コンサルティング会社。戦略、M&A、マーケティングおよび営業戦略などの分野に強い。
「仕事と私生活のバランスの向上につながるシステムを、積極的に採用している」企業として定評がある。

■7位 ATカーニー(7.700ポイント)昨年9位

世界40カ国で事業を展開する国際大手。1925年シカゴで設立され、フォーチュン500企業の3分の2から政府機関まで、トップクラスの顧客層に支持されている。

「一流企業に勤務している」という誇りを持った従業員が多く、組織内部のサポート体制も整っているが、「プロジェクトに多様性が欠ける」など一本調子のラインワークがネックのようだ。

■6位 プリンスウォーターハウス・クーパース・アドバイザリー・サービス(7.706ポイント)昨年5位

1849年ロンドンに設立されて以来、世界159カ国に18万人の従業員をかかえる、コンサルティング産業最大規模の巨大企業に成長を遂げた。

「思う存分能力が発揮でき、それが給与に反映される」点は高評価を得ているが、「好成績を叩きだしている従業員ですら、時には意にそぐわない任務を課せられる」シビアな社風だ。

■5位 オリバー・ワイマン(7.706ポイント)昨年6位

米大手保険グループ、マーシュ・アンド・マクレナンを親会社に持ち、自動車、金融、エネルギー、メディア、医療といった幅広い分野でアドバイザリー業務を行っている。フォーブスのグローバル1000企業から世界のトップ金融機関まで、一流の名にふさわしい顧客層が自慢だ。

創造性と企業精神あふれる社風が従業員のモチベーションアップに貢献している反面、「世間からは過少評価されている」という不完全燃焼な見解も。

■4位 デロイト・トーマツ ・コンサルティング(8.226ポイント)昨年4位

世界4大会計事務所、デロイト・トーマツの傘下として1993年に設立された米国最大規模のコンサルティング会社。M&AからITアドバイザリー、経営戦略まで多様なサービスを提供している。本社はニューヨーク。

顧客の満足度を追求することに重点を置いたスタイルと、デロイトの社名にやり甲斐を見出す従業員が多い。

■3位 マッキンゼー・アンド・カンパニー(9.157ポイント)昨年1位

1926年、カーニー・アンド・マッキンゼーからATカーニーと分社するかたちで誕生。世界60カ国で国際戦略アドバイザリーを展開している。顧客の事業背景を慎重に考慮したサービスで定評がある。

福利厚生や有給休暇、職場環境などが評価を得ているが、「仕事のペースが速すぎる」とお疲れ気味の従業員もいるようだ。

■2位 ボストン・コンサルティング・グループ(9.171ポイント)昨年3位

世界45カ国で1万2000人の従業員を傘下に置く、米最大のプライベート・コンサルティング会社。一流の国際企業から非営利団体、政府機関にまで、成長戦略、開発、企業ポートフォリオ管理、M&Aなど多技にわたるアドバイスを提供している。

「本当の意味で従業員への労りを怠らない」「入社間もない従業員にもチャンスが与えられている」などポジティブな労働環境のようだが、「責任感へのプレッシャーが重い」と感じている従業員もいる。

■1位 ベイン・アンド・カンパニー(9.219ポイント)昨年2位

1973年、ボストンに設立された米戦略コンサルティング会社。世界34カ国に53の支社をかまえ、グローバル500企業の3分の2を顧客に持つ。そのほか何百という政府機関、非営利団体にも、金融からM&A、テクノロジー、医療、メディアに至るまで、様々な戦略を打ちだしている。

「成果」を最優先事項とする社風は、野心にあふれた従業員を刺激してやまない反面、その分「ハードルが高い」「顧客中心なのでアクシデントはつきもの」と、心労度の高さとは切っても切れない付き合いのようだ。(ZUU online編集部)

最終更新:10/12(水) 8:10

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