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モン吉のソロ初ライブは3年3ヵ月を感じさせない、マイペースっぷり!【ライブレポート】

M-ON!Press(エムオンプレス) 10/12(水) 17:07配信

モン吉
猿旅2016 supported by uP!!!
2016年9月30日@Zepp Tokyo

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9月30日のZepp Tokyo、ついにモン吉がステージに帰ってきた。FUNKY MONKEY BABYSの東京ドーム以来、3年3ヵ月ぶりのワンマンツアー『猿旅2016 supported by uP!!!』の開幕だ。

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■夢と未来と、自分に期待を持って走れ

フロアはもちろん超満員。ステージには旅をイメージさせるシンプルなセットが組まれ、DJをつとめるのはモン吉のマネージャー・H氏。手作り感いっぱいの、あらたな旅の始まりだ。

高揚感溢れるエレクトロビートに乗って、モン吉がステージに飛び込んでくる。サンダル、七分丈パンツ、タンクトップに麦わら帽子の、相変わらずの自然体。フロアが一気に沸騰する。夢と未来と、自分に期待を持って走れ。

モン吉が歌い出すと、久々の再会に思わず涙が……出ない。モン吉に会うときは、いつだって笑顔になってしまう。あの声を聴くと、どんなに切ない歌にも、独特の軽みとポップな味つけを感じる。ひとつの声だけなら、なおさらだ。

「お久しぶり! 3年ぶりぐらいに帰ってまいりました。皆さん元気でやってました?」

■“いつでも帰れる場所”を、それぞれの心の中に風景と重ね合わせる

MC、なんにも考えてないから、助けてね。そう言って笑うモン吉を会場いっぱいの拍手と大歓声が後押しする。セットリストは1stアルバム『モン吉1』が中心だ。休んでいる間によく聴いていたという、ルーツ・レゲエのリズムを使った曲が多い。音の流れに身を任せ、ゆらゆら揺れる感覚が心地よい。

「スタンディング、大丈夫? みんな歳取ってるからイスも考えたけど、まだ老け込むのは早いかなーと」

遠慮のないMCに、明るい笑い声で応えるオーディエンス。みんなあれから3年歳を取ったが、歌って踊って盛り上がる元気はあの頃のままだ。タオル回しソング、激しいEDMダンスも正面から受けて立つ。一方で、亡くなった祖母の話をしてから歌った「遥か」を聴くときは、静かに耳をすませて音楽に浸る。「桜ユラユラ」の“いつでも帰れる場所”を、それぞれの心の中に風景と重ね合わせる。モン吉の中にある様々な感情と音楽性をさらけ出した『モン吉1』の曲に、オーディエンスは完全にシンクロしている。

「ファンモンの曲、ひとりで大丈夫だった?(大丈夫!)良かった~」

■みんなが聴きたくて、モン吉が歌いたい曲

FUNKY MONKEY BABYSの曲も歌う。どの曲かはツアーが終わるまで明かせないが、みんなが聴きたくて、モン吉が歌いたい曲を、素直に選んだらこうなったという印象だ。懐かしい、時間が経っても良い曲だなと思いながら、モン吉の声に含まれる独特の成分についてまた考える。モン吉がひとりで歌うファンモンソングにはふわりとした浮遊感、涼風のような心地よさを身にまとった新しい感覚がある。

「俺、こんなに軽くていいのかな」。MCであまりに素を出しすぎたせいか、思わずつぶやいて苦笑いのシーンもあったが、もちろんそれで良いのです。熱い人、マイペースな人、面白い人。FUNKY MONKEY BABYSのバランスは完璧だったが、ひとりになってその個性がさらに鮮明になった。モン吉はいつどこにいても、モン吉でしかない。

アンコール。元メンバーふたりの近況に触れるMCの、あまりのぶっちゃけぶりに大笑い。「不仲説が流れてるけど、全然そんなことないからね」と、言わずもがなのセリフに大拍手。残りの曲を軽やかに歌い切り、笑顔で手を振りながらタオルと水をフロアに投げ込み、およそ100分のステージは幕を下ろした。これだけの時間をひとりで歌う、おそらく初めての経験にも関わらず、声も動きも最後までまったく落ちなかった。終演のアナウンスが流れる。「またお会いできる日まで。いってらっしゃい」

FUNNKY MONKEY BABYSを受け継ぐことと、ソロとしての個性を発揮することは、まったく矛盾しない。それを明るく軽やかに、自由奔放にやってのけた記念すべき初ワンマン。モン吉というソロアーティストの可能性の大きさをしっかりと感じさせた、素晴らしいパフォーマンスだった。

※ツアー中のため、セットリストの公表は控えさせていただきます。

TEXT BY 宮本英夫
PHOTOGRAPHY BY 久保永 隆二

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【プロフィール】
モンキチ/1979年2月17日、東京都八王子市生まれ。2004年1月に地元・八王子にてFUNKY MONKEY BABYSを結成。2006年にシングル「そのまんま東へ」でメジャーデビュー。2016年3月にソロ第1弾楽曲「桜ユラユラ」を配信限定シングルとしてリリースした。

【リリース情報】
2016.08.10 ON SALE
ALBUM『モン吉1』
ドリーミュージック・

最終更新:10/12(水) 17:07

M-ON!Press(エムオンプレス)

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