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箏とオーケストラ融合 遠藤千晶さん東京公演

福島民報 10/12(水) 10:07配信

 福島市出身の箏演奏家・遠藤千晶さんは10日、東京・千代田区の紀尾井ホールでリサイタル「ザ・コンチェルト」を開き、新たな委嘱作品であるオーケストラとの協奏曲を初演した。気迫と美しさに満ちた演奏で壮大な世界をつくり、箏の可能性に新境地を開いた。 
 CCN music&worksの主催、日本伝統文化振興財団と福島民報社などの後援。遠藤さんは梅田俊明さん指揮の日本フィルハーモニー交響楽団と共演した。 
 善養寺彩代さん(東京芸大)に作曲を委嘱した「散りぬるを」では、震災を乗り越えて巡り来る春への希望を色彩感豊かに描きだした。松下功さん(東京芸大副学長)に委嘱した「舞あそぶ音に(2016)-箏とオーケストラのための-」では楽団と一体になりながら、自在な輝きを放った。 
 「乱輪舌」、「箏と管弦打楽のための雅影(1980)」、「ロンドンの夜の雨」も披露した。県内からも多くのファンが訪れたほか、招待を受けた17カ国の大使館の外交官らが鑑賞し、聞き入った。委嘱作品は海外での演奏も視野に入れており、遠藤さんは「日本の伝統楽器である箏の力を改めて感じた」と手応えを感じた様子だった。 

福島民報社

最終更新:10/12(水) 13:06

福島民報